自分がどれだけ痛過ぎる勘違い女だったかに

やっと気付いた私は、

その夜、彼に再びLINEを送りました。


「自分ばっかりつらいみたいな言い方して、ごめんなさい」というような内容で。




でも、もう既読にもなりませんでした。


次の日も、その次の日も、またその次の日も。





その間にも私はずっと自分と向き合っていて、

今までどれだけ自分を見ていなかったかに

どんどん気付いていきました。





↑このあたりが、その時書いていた記事です。





全て自分が引き起こしていたことだった。


自分の内側が外側に現れていただけだった。





気付きが深まるごとに

そのことを強く自覚していく一方で、


「未読のままということは、もうブロックされてしまったのではないだろうか。それはあまりにも酷くないか?」


という気持ちも感じていました。



また彼を責める気持ちですショボーン

彼を悪者にしようとする気持ち。





でも、「責めたい」は本当の望みじゃないことも、深いところでは分かっている。



私はどうしたい?


本当はどうしたいの?




私は…


最後にお礼とお別れをちゃんと伝えて、きちんと終わりにしたい。



それができたら、十分だ。


その時、素直にそう思いました。





なので、

その自分の思いをちゃんと汲み取ってあげて、叶えてあげることにしました。



LINEはブロックされてしまったかもしれないけど、電話番号で最後にメッセージを送ろう。


そう思って、スマホの「メモ」アプリに

文章を下書きしました。




できた文章はめちゃくちゃ長くなってしまったけど、今までの感謝も、想いも、自分が悪かったことも、きちんと書いた。


1週間以上このまま未読だったら、これを送って終わりにしよう。


そう思うと少し気持ちが楽になって、眠ることができました。









そして次の日です。



なんとなく見ていた動画で、とある人が

理不尽に嫌な目に遭って、最後に捨て台詞を吐いた、という話をしていたんです。



ぼーっと見ていたんですが、


「あ、言っていいんだ、言おうニコ


って、ふと、淡々と、

そう思ったんですよね。





そして、

昨日の下書きの文章の最後に、


「人にそんな不誠実なことしてたら、お前誰とも幸せになれないからな!ばーか!!」


と、付け足しました笑い泣き






その瞬間に、

気持ちがパーっと明るくなって、開けていく感覚がしたんですよねおねがい



あー、これだー!って思いました。





自分の醜いところ、汚いところ、

そういうのを隠して隠して、

彼の前でいい人でいようとしてた。

聖人ぶって、善人ぶってた。


でも、これが私だ。



こんなふうに攻撃的なところだってあるし、

悪意だって持ってるし、

怒りだってある。


やっとそこに、光を当ててあげられた。





そう思いながら、

昨日作った長い長い文章を改めて読み返して見ました。


そうしたらそこには綺麗事が並べてあって、

何も心に響いてきませんでした。




中身のないハリボテのオブジェみたい。


そう思いました。



私はずっと、

こんな姿のまま彼の前にいたんだな。


あらゆる中身を隠して、

外側だけ繕った姿で。




…そっか、そっかぁー泣き笑い



そりゃーなんの魅力もないよ。

こんな奴、好きになんてならないよ。



よーーーーーく分かった。



全部全部、

自分が作っていたんだな、この現実は。






それに気付いたら、

もはやもうメッセージすら送らなくていっか、という気持ちになりました昇天





なんというか、

こっちが何かをすることで向こうに

こう感じて欲しい、こう思わせたい

とかいうのも、結局どうでもいいんだなって思ったんですよね。


自分が全部作ったのなら、

自分で全部完結させたらいいじゃんって。





だって、


長々と感謝を書いたのは、

私がこんなに感謝してることを分かって欲しいから。(そしていい人だと思われたい)


長々と気持ちを書いたのも、

私がこんなに好きだったことを分かって欲しいから。(そして罪悪感を感じて欲しい)


最後に捨て台詞を吐きたいのは、

自分がどれだけ酷いことをしているのか分からせたいから。(そして傷付いて欲しい)




…って、


おいおいおい、

自分悪意の塊じゃん!笑い泣き



ここに来てまだこんなこと思ってたんかい笑い泣き



もう本当、自分なんなん。


クズじゃんか笑い泣き笑い泣き笑い泣き





スピエル1「この人やっと気付いたみたい!」

スピエル3「よしよし、その調子!あとちょっとだ!」





そんなふうに気が抜けた状態で

なんとなくスマホの写真を見ていたら、

ブログ用に撮った自撮りの写真が目に入りました。


そして

「あーあ、私って本当クズな上にブスだよなーニコ」って淡々とした気持ちで思いました。





そしたら急にめちゃくちゃ笑えてきて、


「っていうか、クズでブスなくせに

ブロックされて許せない!とかまだ思ってるの、ウケる…泣き笑い」って思ったんですよね。




そして、はっと

さやちゃんの5Bを思い出しました。


その時書いた記事がこれです↓



私、どんだけプライド高かったんだ。


ブスなのに可愛こぶって、

バカなのにお利口ぶって、

ババアなのに若作りして、

貧乏なのに余裕ぶって、

凡人なのに夢あるアピールとかして、


なんて痛い女なの!!滝汗




一気に目が覚めて

現実を直視した瞬間でした。


正気に戻った瞬間でした。






そしたらもう心底気が抜けて、

あぁもうこの執着ぜんぶ手放そう、って思いました。



気が付けば外はもう明るくなっていて、

朝が来ていました。



そして早朝、

私は彼に、LINEとメッセージで同じ文章を送りました。


それがこれです。



(塗りつぶしてるところは彼の名前)


めっちゃシンプル笑い泣き




だって私は、

きちんと感謝とお別れを伝えて終わりにしたかったんだよね?


それが本当の願いだったんだよね?


じゃあこれでいいじゃん。




長々と書いたことは、全部

バカ高いプライドが作り上げた幻だ。






肩の力が全部抜けた状態でこのLINEを送って、

明け方、私は眠りにつきました。





続きます。