月一のヘアカラーに行きました


もう数ヶ月顔を見なかった
スタッフさんにひっさしぶりに
お会いできました
彼女はいつも気持ちよ~く
私好みの指圧でシャンプーしてくださいます

会えなかった数ヶ月間
「辞めちゃったのかな?」と
要らぬ心配をしてましたが
どうやら他店の応援に行ってたようでした


「辞めるヒトも多いですが
私は頑張ります!」と
笑顔で応えてくれました
よかった~チョキ



ちょっと最近感じた事

留学を控えた娘が
2年弱お世話になった
バイトを辞めました

二年前入学式を控え
バイトを探してた娘に何気なく
「こんなバイトもあるみたいよ~」って
見せたら「あ、いいね~」
で、面接に


初めてのバイト
世間知らずの子供ですから
そりゃ雇い主側も大変だったでしょう
ましてやお給料も発生するので
双方
なかなかの厳しいスタートとなりました

最初はバイトの先輩にくっついて仕事します
日によっては社員にくっついて仕事します

1ヶ月たった頃かな
欠勤しないまでも(私が知る限り)
前日から行くのを渋るようになりました

ん・・壁にぶち当たっとんな・・

でも本人なにも言いません

「こころが折れてぇ」
なんて綺麗な言葉みんな使ってますが
そんなん通り越して
本当に傷付いてる時は
こころの中打ち明けられません
ひとたび話してしまったら
やっと支えてた辛い自分のこころのうちが
堰を切ったように流れ出て
立ち上がれなくなりそうだから
言えないんです


娘は
それでもバイトには行くのです

なにも言ってこない以上 なにも言えません
ただ 今日は元気に帰って来て欲しい
と、祈るだけでした

段々 バイト帰宅時間が遅くなりました

「映画見てきたから」
「マックでシェイク飲んできた」

つとめて平静に言うのです

(後で聞いたら
とてもじゃないが辛くて真っ直ぐ帰れなかった。と)

私は聞き流すしかありません
でも相変わらず行き渋るのです
そんな姿、見るのも辛かったわ

夏休みになり
サークルが忙しいので暫くバイトは休みで
すこぶる機嫌がいい
「今だ!」と思い 斬り込んでみた

案の定、です
想像以上に理不尽なしごきが・・
先輩社員から人格を否定する言葉を
言われたらしい
そりゃ辛かったねぇ…
私だって萎縮しちゃうよ、そら


私も友達と仕事の愚痴言い合う時、
「イヤなら辞めちゃえばいいんだよね♪ フフン」
など簡単にいい放ってました

娘を前に
それが言えたらどんなにいいか・・

言えないんてすよ・・
娘だから

「あなたにはそれを乗り越えられる力があるんだよ」

「そんな我慢する事ないよバイトなんだから」

「今辞めたら辞めぐせついちゃうよ」

「辞めちゃえばいいよ」

「そこで頑張れなきゃ今後どこ行っても頑張れないよ」

「悩む価値なし、こっちから辞めてやれ」

ーー私、なに言ってるんだろーーー


こんな両方駆け巡り
辛い本人を前にうろたえられんし
でも、ラクにしてあげたいし
でも、逃げはさせたくない


言葉にしませんでしたが
私も葛藤しました

よ~く聞いてよ~く話しあった結果

①辞めてよし
②でも今辞めたらなんの足跡も残らないよ
③「そんな子いた?」で終わる
④どうせ辞めるなら、足跡残そうよ
⑤「あの○○のスゴい子ね」で終わろう
⑥辞めるんだから、やってやろう!

と話し


・勝って辞めよう!

と結論が出ました

娘にも改善せねばならん点がありましたし、その点は努力工夫すれば解決できる事だしもう辞めるんだから捨て身でやろうと




男性社員もまだ若いし
世間知らずのポヤヤヤ~ン育ちの女の子の
育て方がわからんかったのでしょう


と、私も気持ちをおさめました


結論が出たもののこれが正しい導きかは
正直わかりません
ただ、このままで辞めさせたくなかっただけ
私が過去にそーゆー辞め方をして
その前を通るたび今でも目を伏せてしまうし、汚点となっているから

勝って辞める事ができなかった弱虫だから


その後辞めるまで
娘がどのように仕事に向き合ったかはわかりません

きっと「慣れ」もあるでしょう
後輩が入って来てくれたことも
いい要因になったのでしょう


前ほど出勤をいやがらなくなりましたし
「明日はくそバイトだ」とは言いますが
コンスタントにシフト入れて頑張りました

しごいて下さった男性社員とも
どのように接しているのかも聞いてません



私が思うに

①希望通りにシフト入れてくれる事
②シフトない日に間違えて行っても働かせてくれる事
③たった三時間でも希望すればシフト入れてくれる事
④試験前やサークルで忙しければ何週間でも休んでて大丈夫な事
⑤超豪華メニューの社食が300円!
⑥どっかのスッゴいVIP やら芸能人に会える(時がある)




などなど
恵まれたバイトだなぁと本心から思えるので
そこは(辞めたらもったいないぜ)と
遠回しに続けるよう促してました


そうこうなんだかんだで二年近く頑張り
最後の方は
彼女も会社に愛着を持つまでになっていたのです







留学の為にいったん辞める今月、

たくさんの先輩方から
「成長したねぇ!」
「戻って来るんだろ?」
「待ってるからね~」
などと言っていただけたり、
(こーゆー嬉しい事はよく話す)

所属部門の社員バイト諸氏50人弱に一人づつ
お礼のメッセージ書いて鳩サブレーを
配る準備をしてる姿、

シフトマネージャーにも
「もしかしたらまたお世話になります。そのときは云々・・」な~んて書いてる姿

(たぶんもうやらない。とは言っている)

そして退職後も遊びに行ったりしてる姿を見てると

よく頑張ったね!
頑張ってくれてありがとう!
バイト先のみなさん、成長させてくださり
ありがとう!




気持ちよく去れた事
これが彼女の勝って辞める!


事だったのかなと嬉しく思っています