内閣府は、「日中10時間 屋外で活動した場合、年間被ばく量は、大熊町で3.9ミリシーベルト、双葉町で2.1ミリシーベルト、富岡町で2.3ミリシーベルトになる」と、驚くべき推計を発表。

日本政府は、国連人権理事会の「人権に基づき1ミリシーベルト以下に抑えるべき」との提言を、実現不可能と拒絶していたが・・
「年間1ミリシーベルトを超える地域に、子供や女性は帰還しないで」 国連の声明に政府は懸念??

もし、内閣府の推計が正しければ、 避難指示区域どころか、帰還困難区域さえも解除?? 殆どの地域で、政府が困難とする年間積算線量1ミリシーベルトも達成可能???となるが、現実はそう甘くはないだろう。

復興庁福島復興局の資料に拠れば、年間積算線量20ミリシーベルトが避難指示解除の基準。


 NHKニュースWEBより
帰還困難区域 立ち入り住民の被ばく量の推計を公表 内閣府
【東京電力福島第一原発の事故で、今も立ち入りが厳しく制限されている帰還困難区域のうち、先行して避難指示の解除を目指す福島県大熊町など3つの町について、内閣府は、帰還に向けた準備のために住民が立ち入った場合の被ばく量の推計を公表しました。

政府はJR常磐線沿線の大熊町と双葉町、富岡町にある帰還困難区域の一部について、全線で開通する再来年3月までに先行して避難指示を解除することを目指しています。

28日は、内閣府の担当者が原子力規制委員会の会合で、3つの町の除染などを進める区域で行った放射線量の測定結果と、住民が立ち入った場合の被ばく量の推計結果を説明しました。

測定はことし8月、ヘリコプターなどを使って行われ、いずれも最大で1時間当たり大熊町と双葉町で7マイクロシーベルト、富岡町で3マイクロシーベルトでした。

そして、区域内の平均の放射線量のもと、日中10時間にわたって屋外で活動するとした場合、年間の被ばく量は、大熊町で3.9ミリシーベルト、双葉町で2.1ミリシーベルト、富岡町で2.3ミリシーベルトになると推計しています。

政府は、年間の被ばく量について長期的に1ミリシーベルトを目指し、除染を進めています。

内閣府は、今後、さらに詳しく調査し、被ばくの低減に役立てたいとしています。】