東海原発(正式名称・東海発電所)は、原発の父・正力松太郎の手に拠り、「プルトニウムの生産を主目的とし」、「同時に電力もあわせて発生する」原発としてイギリスから導入された。
日本初の原発=東海発電所:発電は従、プルトニウム生産が主目的だった!?

そして今、日本初の原発は、日本初の廃炉に挑んでいるが・・
“原発廃炉” 東海原発では・・手探り、未定、先送り
【1998年に健全な状態で操業を停止した東海原発だが、原子炉解体開始は17年後の今も未定。

 東海原発廃炉で発生する低レベル放射性廃棄物は、およそ2万7000トン、
内、『レベル2』と、使用済みの制御棒など最も汚染度が高い『レベル1』の廃棄物の処分場所は未定。

 さらに、使用済み核燃料など高レベル廃棄物の処分場は、未定というより、
地震大国・日本に適地が存在するかどうか・・】

健全な東海原発さえ廃炉先送り:福島原発は廃炉も不可能?収束100年先?

金欠・日本原電は、日本初の廃炉に、技術的にも財政的にも行き詰まる中、
ゾンビ仲間?の東電に資金援助を仰ぎ、東海第二原発の再稼働を目論むが・・
金欠・日本原電が・・東海第二原発の再稼働方針 地元自治体に伝達へ

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 毎日新聞より
茨城・東海原発 廃炉、再延期 3回目、当初計画13年遅れに 日本原電
【日本原子力発電は14日、国内初の商業用原発で廃炉作業中の東海原発(茨城県東海村)について、2019年度に開始予定だった原子炉の解体工事を5年間延期すると発表した。これを受け、廃炉の完了時期も5年遅れて30年度になる見通し。

 延期は3回目で、当初計画から13年遅れることになる。原電は理由について、必…】

 茨城新聞より
東海原発 原子炉解体、5年延期 原電 廃炉完了は30年度へ
【廃炉作業は01年12月に始まり、原子炉の解体は当初、11年度からの予定だったが、10年、13年に2回延期した。その後、19年度から解体し、25年度の廃炉完了を目指していた。

原子炉内の黒鉛ブロックなどが解体される予定で、原電は解体方法を検討していたが、規制委による処分の基準策定が遅れていることなどから、回収装置はまだ概念設計の段階。黒鉛ブロックなど放射能レベルの比較的高い廃棄物(L1)を収納する容器の仕様も検討を続ける必要があるという。

また、放射性廃棄物の処分場が決まっていないことも延期の一因。原電は廃炉作業で出る金属やコンクリートなどの低レベル放射性廃棄物は計約2万7千トンを想定する。

同計画書には、処分先を確保しない限り原子炉の解体撤去に着手しないことが記されている。

東海原発は、国内初の商業用原発として1966年に営業運転を開始。黒鉛減速・炭酸ガス冷却型炉で、出力は16万6千キロワット。98年に営業運転を停止し、2001年から廃止措置に着手した。既に核燃料の取り出しやタービン発電機などの撤去は終えている。】一部抜粋