前回の投稿でフェミニズムをくさしておいてなんですが。

 

わたしがフェミニズムというか、女性へのエンパワメントをすごく感じた映画の話をします。ジョーカーと決別したハーレイ、という設定だけでもう公開が待ち遠しかった映画。

 

でも、新型コロナの流行で映画館に行けなくなって観れていませんでした。

 

ふと気が付いて検索したら、アマゾンプライムで有料配信されてました! 映画館に行くつもりだったんだもん、躊躇なく課金!

 

 

 

ハーレイ・クインの華麗なる覚醒

スーサイド・スクワッドのハーレイ・クインも好きだったんだけど、どうもジョーカーが邪魔で。

 

今回はジョーカーと決別したハーレイ・クインが独り立ち。ジョーカーの女だった時にはできなかった復讐に襲い掛かる男ども。

 

さらに、なりゆきで悪の大ボスに狙われている少女を守ることになります。

 

そこに様々な事情を抱えた女性たちが係わってくるんだけど、最後には一丸となって悪の大ボスと戦う... というお話。

 

 

 

単なるアメコミ映画というよりは、色々な女性をエンパワーする映画。

 

一例をあげると、ハーレイを追い詰める女刑事は、女性だということで署内で冷遇されていたりします。

 

そういう様々な事情をものともせずに、自分の身は自分で(時には仲間に助けられながらも)守る女たち。

 

 

 

ハーレイ自身がそもそも悪者なので、世の中的に正しくないとされる女性が、ものすごい吹っ切れ方で襲ってくる男どもをやっつけるの。スカッとするわ~。

 

ちょっとあっけなくもある対決のラストシーンにも、女は守られるだけの存在じゃないんだ、って言う強烈なメッセージが込められていると思いました。

 

 

 

色々な女性差別だったり、ミソジニーな絡み方を男どもにされてくさくさしている女性は、ぜひ見てみてください。超スッキリします。

 

トランス女性だったり、セックスワーカーだったりと世の女性からも攻撃されてくさくさしている人も、社会的には悪者のハーレイが自分なりの信念に基づいて戦う姿には、とっても力をもらえます。

 

ワーナーの上層部は、この映画にもジョーカーをもっと出したかったみたいだけど、分かってないよね。


ジョーカー不在だからこそ描ける、女性へのエンパワメントでフェミニズム映画だと思います。