旅の資金が悲鳴をあげていたのでスペインからさっさと船に乗りアフリカ大陸を目指したかったが、ポルトガルを無視する訳にはいかなかった。
ポルトガルにはユーラシア大陸最西端にあるロカ岬があったからだ。
ミーハー丸出しなんだけど昔から「最北端」とか「世界一」とかいう言葉に弱い。
そんな訳でスペインのマドリッドからバスに乗りポルトガルの首都リスボンへ向かった。
リスボンの街並
ポルトガルはユーラシア大陸最西端の国家であり、かつてはヨーロッパ主導の大航海時代の先駆者でもあった。
そんなポルトガルの首都がリスボン。
お世辞にもフランスやイタリアのような美しい街並という訳ではない。
だがドイツやらフランスやらイギリスに比べると物価が安くアジアに戻って来たような妙な安心感と居心地の良さを覚える。
街は落書きだらけで怪しい黒人がウロウロしていて
「ガンジャ」「ガンジャ」と声をかけてくる。
この【1UP】の落書きは世界中でSTREET ARTを行う有名なクルーが描いたもの。
街中のいたるところで見かけた。
こういうのが妙に似合う街、それがリスボンだ。
こんなポンコツな車、日本にあったら即撤去されるんだろうけど、なぜかリスボンにあるとアートになってしまう。
さっきから道路に映っているレールに気付いていただけただろうか?
リスボンは坂道がめちゃくちゃ多くて、歩くとすげー疲れる。
なので路面電車が庶民の足になっている。
こうやって走っている路面電車に飛び乗って好きなところで降りるのがリスボン流の乗車方法。
いかしてるね~!(死語)
というのは冗談でちゃんと停留所?で止まりお金を払う。こちらは3.6€の表示がある。
路面電車も落書きのないものなんて滅多に走ってない。
この路面電車とリスボンの小汚い街並が妙に気に入ってしまい、気が付くと完全にカメラ小僧になっていた。
ヨーロッパでもアジアでもアフリカでもない、この独特な雰囲気。
だんだん引き込まれてきませんか?
雨上がりの濡れた路面がより一層リスボンの街を魅力的に写す。
そんなリスボンにも一応、旧市街と新市街ってのがあってここまでは全て旧市街の写真。
新市街に出ると少しヨーロッパらしい雰囲気に変わる。
こちらが新市街。
新市街は海沿いにあるため坂道はなく平坦な道路が続く。
なんとなーくだけど街並が変わったでしょ?
本当になんとな~くなんだけど・・・笑
こんな最先端?!なビルも建っている。
リスボンに行くなら是非泊まってもらいたいゲストハウスがある。
【Lisbon Destination Hostel】
リスボン駅直結という好アクセスに加え朝食が付いてたったの4.4€(2012年1月現在約500円)
体育館のように天井の高い共有スペースにはビリヤード台やハンモックまで設置され部屋には鍵付きロッカーまで設置。
しかも洗濯、乾燥機も無料で使え自炊可能な大型キッチンもある。もちろんWi-Fiフリー。
さらにレセプションのお姉さんの愛嬌がめっちゃ良くてすげー親切。
清掃も行き届いていて、シティホテル並の外観!
後にも先にも一番CPの良いゲストハウスだった。
ユーラシア大陸最西端「ロカ岬」へ
次にポルトガルに来た目的の一つであったロカ岬に向かった。
宿直結のリスボン駅から電車に乗りシントラという駅に向かう(4.3€)
さらにシントラ駅からバスに乗ってロカ岬へ(往復8.1€)
超大型台風並の強風で大木が倒れ道路が寸断されるなど、トラブルはあったもののなんとかロカ岬に到着。
初めて見る大西洋。
強風が吹き荒れるとは聞いていたが予想を上回る強風で、ろくにカメラも構えられない。
まともに撮れたのはほんの数枚。
これがユーラシア最西端を示す石碑。
滞在時間は約1時間足らずだったが、日本からほぼ陸路で旅を続けてきた自分にはちょっぴり感動を覚える場所でした☆
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ーーー追記2015/9/12ーーー