午前8時頃、日本人でごった返す「明洞」のロッテホテル6階にいた。
こんな高級ホテルに宿泊出来る訳はなく、たまたまツアーの集合場所がここだった。
韓国に行ったのは
ソウルで買い物をしたい訳でもなく
整形がしたかった訳でもなく
キムチが食べたかった訳でもなく
「板門店」に行きたかったからだ。
しかしこの「板門店」は個人で行くことは出来ない。
必ずツアーに参加しガイドと一緒に行く必要がある。
ソウルに着いてすぐこのツアーに申し込み、ツアー当日がこの日だった。
板門店(はんもんてん)
板門店とは?
"板門店(はんもんてん)は、韓国と北朝鮮の間に位置する停戦のための軍事境界線上にある村の名前。
ここで朝鮮戦争における北側の「朝鮮人民軍」と南側の「国連軍」の停戦協定が1953年に調印され、同年10月以降は両国間の停戦を監視する「中立国監視委員会」と「軍事停戦委員会」の本会議場が設置され、停戦協定遵守の監視を行っている"
ツアーの内容は
ロッテホテル出発(8:00)→統一大橋→陸軍支援団→共同警備区域→第3トンネル→都羅展望台→都羅山駅→ロッテホテル解散(18:00)
という内容で1日がかり。
料金は120000ウォン(約8400円) ※2012年4月
地図で見ると分かるように韓国と北朝鮮の"境界線"の上にある。
あくまでも"境界線"であり"国境"ではない。
両国が主張する領土が重複していて今だにこの問題が解決されていないので"国境"と言うことは出来ないのである。
日本ではこの"境界線"の事を"軍事境界線"や"38度線"と呼んでいる。
より大きな地図で 韓国_板門店 を表示
軍事停戦委員会本会議場
板門店に近づく前にガイドからむやみに写真撮影してはいけないという事を念押しされる。
なのであまり写真が残っていなかったのが残念。
板門店と呼ばれてるエリアに入ると何度も何度も検問のようなものがある。
そして気が付けば"北朝鮮の国旗"が目の前にあった。
これはギネスも公認の「世界一高い国旗掲揚台」らしい・・・
北朝鮮ってこういうとこだけ無駄に頑張る。
宣伝村とかもそうだし・・
始めにバスが止まって降ろされたのは「陸軍支援団」と呼ばれるところ。
まずツアーに参加する前に
Gパン、Tシャツ、ハーフパンツ、サンダルなど露出の多い服はダメだと聞いていた。
さらにここで、ラーメン二郎風に言うなら
「緊張感マシマシ、脂汗多め」
的な誓約書にサインしなければならない。
内容を要約すると
北朝鮮の兵士に撃たれて死んでも構わんよ!
というもの。
ちょっと要約し過ぎたのでもう少し丁寧に書くと
・兵士には絶対に触らない事
・兵士には絶対に手を振らない事
・兵士を笑わせない事(←コレやった奴が一番すごいと思う)
・写真はガイドが許可した場所以外絶対に撮らない事
・境界線は絶対に越えない事
・命の保証は無い事
過去に北朝鮮側からの攻撃、発砲が数回に渡り起きているらしくここまでやっているみたい。
さらにここでは
「境界線を越えた者は極刑に処せ」
という決まりもあるらしい(笑)
・・・やば、(笑)使う場所間違えているかも。
誓約書にサインをしてまたバスに乗り込む。
そして次が「共同警備区域」と呼ばれる場所だ。
次の写真の青い建物が「軍事停戦委員会本会議場」
左右の会議場の間を見ると、手前が砂利で奥が舗装されている。
その境目が"境界線"だ。
手前が韓国側なので、奥の大きな建物は北朝鮮の建物
ツアー客が来たためか警備兵が増えた。
良く見ると北朝鮮の建物からも兵士が出てきてこちらを監視している。
そしてこの会議室には入ることが出来る。
↓は「軍事停戦委員会本会議場」に韓国側から入ったところ。
・・・え?マネキン??
ちと笑わせてみようか?(笑)
ピクリとも動かないけど、ガイドの説明では本物の兵士だということ。
死にたくないのでやめておいた。
この扉に駆け込むことができれば前代未聞の
北朝鮮へ亡命できる。
次の日には新聞の一面を飾る大スター間違いなし!
この会議室内の撮影が許されているというのがそもそも不思議だけど
兵士に触れる事さえしなければこんな写真もガイドが撮ってくれる笑
この国連の小さな旗が立っているところが
韓国と北朝鮮の"境界線"
写真に向かって右側が北朝鮮だ。
この室内であれば境界線を越える事が許されており
記念に1m~2mだけ北朝鮮に入ってきた✩
パスポートにスタンプは押してもらえないけどw
ちなみにスタンプは押してもらえないけど、パスポートを携帯していないとこの場所には来れないので注意。
また、韓国人は板門店に入る事が出来ないので韓国人の友達に写真を見せたら羨ましがっていた。
という事で今回はボリューム少なめだけど以上が「板門店」でした。
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ーーー追記2016/7/2ーーー