五月五日の端午節・・ | 呑気な頼さん

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私の暮らす磐余の里は桜井市の南西部一帯の古き地名。日本書紀・古事記・万葉集などに数多く登場し十二代もの宮都が置かれた町です。大物主の鎮座する神山「三輪山」の麓には日本最古の市である「海柘榴市(つばいち)」や「仏教天来の地」、日本最古の道「山の辺の道」が通じてます。

 

磐余の里に晴天が広がる中、今日は五月五日、端午節(端午の節句)でした。端午節は別名を持ち「菖蒲の節句」ともよばれます。この日は、悪鬼を払うために菖蒲やヨモギを摘んで軒に吊るし、菖蒲は酒にして呑まれたり、枕の下に敷いて寝る風習があります。

 


端午節は男子の健やかな成長を祈願し、各種の行事を行う風習が根付いています。そのため、この日は「男の子の節句・子供の日」として定着しました。さらに、優れた効果があるとされる菖蒲湯に入るのも、この日の一般的な風習となっています。磐余の里では、晴天に恵まれた一日の中で、端午節の行事が厳かに行われ、菖蒲の香りが風に舞っていました。