2014年4月27日(日) 第106カ国目 二度目のスーダン・第145カ国目 エリトリア 




エリトリアもスーダン同様、
ブラックマーケットが横行している。


インターネット上で出てくる公定レートは US1=15ナクファ。
つまり1ナクファ=約7円だが、
ブラックマーケット[闇両替]をすると1ナクファ=約2円。

だからこそ、政府は外国人に闇両替を禁止する意味で両替証明の提出を義務付けているわけだ。


しかしそれを知って、みすみす損するワケにいかないというのがバックパッカー魂。

宿の受付に両替所を聞いて、エリトリア国内に入る前にナクファを手に入れることに成功。
この両替所のレートは、US1=53ナクファ。

公定レートの3倍以上。ガッツリ替えておこう。。。



ちなみにスーダンポンドのレートを聞くと、やはりハルツームと同じUS1=9ポンド。

あとで、万が一国境で追い返されたらお世話になるであろうときのための情報収集もバッチリ。



その後Amry[アムリー(?)]というバスターミナルまで歩き、エリトリアへ行くというと
シェアタクシーに引っ張られる。

バスがあるって聞いててそれなら2ポンド(=約26円)くらいって話だったけど・・・
まぁ40ポンド(=約520円)ならいいか、嘘ついてなさそうだし、と思って乗り込む。


国境を越える場合、
乗客全員のパスポートチェックにかなりの時間がかかる。
だから乗客が少ない方が事を運びやすい。

もちろん急いでいない場合はそれでも安い方を優先するのだけど、
今回の場合 時間があるとはいえ国境で追い返される可能性も考えると
悠長な事は言ってられない。


国境ポイントのラファまで、スーダン側では2度のパスポートチェックがあって
2回目で出国スタンプが押された。

ワタシが持ってるスーダンビザはシングル[1回入国用]。

ここを出たら、もうスーダンには戻れない。
万が一エリトリアの入国拒否にあったら、
ここでさっきの出国スタンプの撤回を交渉するしかない。

“もう戻ってきませんよーに・・・”そう心で唱えながら、スーダンを出国。



エリトリア側のイミグレに着いて、シェアタクシーの役目は終わり。

途中の警備員にパスポートチェックをされる間も緊張が走る。
なにせ、ここには
スーダン人とエリトリア人以外、
外国人がいる気配がまるで無い。


イミグレの建物内に入ると、
現地人らはサラッと対応されているのに対し、ワタシに対して皆 戸惑いを隠せない。

『日本人がこの陸路国境を通るのは
過去誰も見たことがない』

とプチ事件のように、
イミグレオフィサーたちが数人集まりパスポートを見ながら会議したときは
ヒヤヒヤしましたが・・・
やはり最後はビザを持っていることが決め手となったようで、無事スタンプGET◎


最後に見たアフリカ人以外の外国人はビジネスに来た中国人とトルコ人で、1年以上前だとか。
一体ワタシはどんだけ特殊なルートにチャレンジしてるんだか。。。


英語版ガイドブックLonely planetには
「たとえビザを持っていても外国人はこの国境は通れない」とあるも
“何も知らないテイ”で しれっと国境を越え、無事エリトリアに入国出来ました。




しかし3年前の情報にあったデジカメの顔写真撮影や荷物検査はまるでなく
・・・というかエリトリア人には普通に英語が通じたので、
終始オフィサーたちと和やかに会話し
雰囲気を作ったことで警戒心を解いて気に入られた様子。

こういう世渡りは、自然に体得した。笑



ただし近年3年分の情報がまるでないため、先行きが全く見えないことに変わりはない。

今やっとひとつ、最初の関門を突破しただけのこと。

入国早々地元民がチャイをおごってくれたり、
たくさんの人がhello!と声をかけて微笑んでくれたり、
訪問第145カ国目となるエリトリアの最初の感触は悪くありません。むしろ素敵。

イミグレーションからテセネイの街までは、バスで30分強。50ナクファ(=約100円)。
なぜだか女子供が圧倒的に多くて、一人の母親が4-5人子供をつれている。

そして他人にも拘らず、
問答無用でワタシの膝の上に子供が乗せられる。

ワタシ、子供をあやしたことはおろか抱き上げたことすら無いですけど。

これ誰の子やねん。。。と突っ込みたくなるのをグッとおさえて
とりあえずバスの揺れで子供が膝から落ちてしまわないように支えるワタシ。

そんな道のりはThis is the Africa!!というべき光景が広がっていた。


エリトリア1 エリトリア2

こんな地方なのに、幹線道路は舗装されていることに驚き。

やるじゃん、エリトリア!




つづく




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