2014年5月1日(木)・2日(金) 第145カ国目 エリトリア 




エリトリアは近年100年の間にイタリア・イギリス・エチオピアの順に植民された歴史を持ち
1991年やっと独立。

独立後も旧宗主国エチオピアに干渉され続け、
自国通貨;ナクファを発行し経済を自立させるなど
本当の意味で自由になったのは1997年のことらしい。

※ちなみにその後もエチオピアとの関係は緊張状態にあり、
国境付近ではたびたび戦闘が起こる。

そのためもちろんエチオピアとの陸路国境は完全閉鎖・空路でも直行便は無く
二カ国間を行き来するためにはスーダンを陸路経由するか、第三国を空路経由するしかない。



アスマラの宿の管理人;キダネが英語教師だった。

エリトリア20 ←コイツ。執拗に2ショット写真を撮りたがる。笑



英語教師といっても彼の英会話はワタシと大して変わらないくらいブロークンなのだけど
コミュニケーションをするには申し分ないレベル。

ええ、第二言語なんて超公式なビジネスシーンでもない限り、そんなもんでいいんです。
そんな彼と知り合ったこともご縁だと思い、
エリトリアの学校を訪問させていただきました。。。


スーダンからエリトリアに入って格段に変わったことは、英語が通じやすいということ。

スーダンでは明らかに身なりのいい人にしか英語は通じないのだけれど
エリトリアは一見普通の人でも英語が通じる。

イギリスの植民地だった時代があるから?と思いきや、
それだけでいうならエジプトもスーダンも旧英領だけど、英語の通用度低いし。。。


 
そう、それはまさに“教育”の分野での違い なんです。
今回訪問した学校はPublic Secondary School, つまり日本で言うところの公立中学校。
校舎の壁には学校らしい勉強材料のペインティング。


エリトリア22 エリトリア21


気づきましたか?
写真左は人体解剖図=理科、右は三角形の定義=数学 にも拘らず、
この国の公用語ティグリニャ語ではなく、全て英語で表記 されていることに。


東アフリカの国;代表的なのはケニアやエチオピアなどでは、民族が細分化されているため
少数民族ごとにそれぞれの言語を持っているケースがほとんど。

国を形成していく上で、全国民に共通する言語を設定する必要があって
それに旧宗主国である英国の言語「英語」が採用されているケースが多い。
(同様の理由で中央~西アフリカ地域は旧宗主国フランスのフランス語が公用語となる)


スーダンやエジプトも各民族ごとの言葉はあるけれど
アラブ人が大多数を占めるために公用語がアラビア語に設定され、
公立学校では英語教育が無い。

ここが、各国内での英語の通用度に関するでっかい違いなのである。。。



つづく



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