リアルタイム[2015/3月初旬]は 現在ボリビアのウユニにいます。

先日、ウユニ塩湖のdaytourに行きました。
それがね、めちゃくちゃ楽しかったんですね。

そこから派生して、ここ最近思っていたことをまとめようと
突然のリアルタイム更新を思いついたわけです。



さてさて、今ブログは2014年の5月東アフリカ地点ではございますが、
私の世界旅の流れを簡単に説明させていただくと・・・



<第一回>
2008年12月出発―2009年6月帰国

世界一周航空券を使って西回りで世界一周
北米→中米→南米→帰国
 ※南米にて盗難に遭い、日本に一時帰国



<第二回>
2009年7月出発―2010年7月帰国

ヨーロッパ→中東→南部アフリカ→東南アジア→南アジア→帰国



<第三回>
2010年8月出発―12月帰国

中国内陸部→中央アジア→東欧→ロシア→東アジア→東南アジア→オーストラリア→帰国



《番外編1》
2011年1月出発―3月

フィリピンにて8週間英語学校留学



<第四回>
2011年3月

南アジア



《番外編2》
2011年4月―2012年3月

ワーホリビザでカナダに就労



<第五回>
2012年3月カナダ出発―4月帰国

カナダ→南米→中米→日本



<第六回>
2012年5月出発―12月帰国

東欧→コーカサス→東アフリカ→中央アフリカ→中東湾岸→帰国



<第七回>
2013年2月出発―7月帰国

中央アジア→西欧→北欧→ロシア→東アジア→帰国



<第八回>
2013年8月出発―9月帰国

南欧→東南アジア→オセアニア→帰国



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日本で半年間フリーター生活
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<第九回>
2014年4月出発―6月帰国

北東アフリカ→中東→中央アジア→韓国→帰国



<第十回>
2014年8月出発―[現在進行中]

西アフリカ→中央アフリカ→南アフリカ→南米…[現在進行中]





こんな感じですね。。。
それで第一回~第三回までは“元旦那様”と一緒に旅をしておりました。
ええ、ご存知かとは思いますが、ワタクシはバツイチでございます。


日本での結婚生活については割愛しますが、いろいろと問題はありました。
ま、問題皆無な夫婦なんていないでしょうしね。

ただふたりの関係性を主軸に考えると、旅はマイナスだったと思います。



フィリピンに行ったのは、カナダ生活を見据えてのことで
カナダはワーホリビザでしたが、一般にいうワーホリスタイルとは全く違う
とにかく働き詰めの日々でした。


そして、離婚。
それまでの人生の二人旅もひとり旅になっていくわけです。
離婚は私が望んだことでしたから、
一人になった開放感って正直ものすごくあったわけです。


カナダからの帰り道に中米に寄って日本へ帰国。

このとき会った知人らにことごとく言われたわけです。

『離婚前に旦那と一緒に世界周れてよかったよねー!
 やっぱ安全さが違うもん。。。』



・・・。

・・・。

・・・。

くやしい。



いやね、言いたいことはわかるんですよ?

でも私はこの二人旅に関して、ルートも費用も全て私が請け負ってるわけです。


言ってる人たちにそんなつもりはないのだろうけど、

一緒に訪れた約70カ国は彼だけの力ではない!!私ひとりだって出来るんだから!!

・・・そんな思いから
よっしゃ。
ひとりでも行ってやろうじゃん、もう70カ国。



って意地で、第六回から第八回の旅に至ったわけですねー。


ただ、先にも述べたように“ひとりでも!!”という思いがあったので
この期間は90%以上一人で旅をしていました。

移動やルートはもちろん、宿も日本人宿を選ばず、必要以上に行動を共にしない・・・

もちろん宿で偶然会った人やツアーが一緒だった人と食事に行ったり、宿で話したり、
近郊の日帰り観光に一緒に行ったりってのはありましたよ。

ただ「ルートが一緒だからしばらく一緒に行動しよう」みたいなことは
日本でOLやってる親友:恭子が私の旅に合流してくれた1週間以外は全くなかった。



こういった経緯で私は
70カ国分のふたり旅の経験と、
70カ国分のひとり旅の経験を経た
 わけです。




どちらにも当然メリット・デメリットがあります。

ふたり旅のメリットは、なんといっても孤独を感じずらいこと。
いいことも悪いことも二人で分け合える。
嬉しかったこと・楽しかったこと・幸せに感じたことを共有できる気持ちは他の何にも変えられない。

そのぶん絆も強くなる。

悲しいことや嫌なことがあったり、体調を崩したとときには、励まし合える。

ひとりじゃないことのあたたかさが身にしみる。


ツアーなんかも、二人以上だと催行…みたいに人数が多い方が便利な場合もあるし、
宿はシングルの部屋がないことが多いので
ダブルを一人で使うと、二人で使うよりも割高にはなりますね。

あとは宿探し&荷物番とか、トイレへ行くとか、手分けできる点で実用的ですね。



デメリットは、なんといっても自由がないこと。
自由な旅であるようで自由じゃない。

もちろんそれは話し合いで解決できることかもしれないけど、
ひとり旅の自由度に比べるとふたり旅はやはり相手に気を遣うし、
全て自分のペースだけで組むのは不可能。

ひとりになりたい時にひとりになれない。

相手に対して、自分はコレやってるのに相手はどうしてアレやってくれないの?みたいなストレスや、
お互い相手がやってると思って準備不足になるストレスも、
塵も積もれば山となる。。。


更に大きいのは“グループ感”が出てしまうこと。
ふたりでいるとね、周囲は話しかけずらいんですよ。
一人で孤立してたら、地元民がすぐに声をかけてくれる。手を差し伸べてくれる。
二人でもないわけじゃないけど、ひとりでいるときよりは確実にその確率が下がる。

これは、旅のなかで非常に大きな違いを生むって私は思います。




次に、ひとり旅のメリット。
なんといっても自由。
毎日食べたい時に食べて、寝たい時に寝て、移動したい時に移動する。

誰にも相談も遠慮もいりません。


ツアーは小規模なものだと一人料金で割高になるケースもあるけど、
逆にひとりだからこそ、一人くらい増えてもいっか!と
最後の枠にねじ込んでもらえることもある。

そして先にも述べたように、
地元民とのコミュニケーションが取りやすくなる。


デメリットは、孤独。危険が増す。不便。高くつく。
ずっとひとりって、やっぱり寂しく感じる時もあるんです。

私の場合、重要な旅のお供であるパソコンという相棒に癒されて、
ひとりのときはいつもパソコン作業をしたり、お笑いの動画を見たりして
ひとり遊びを楽しんでますが。

危険が増すのは当然のこと。
強盗や盗難も、そりゃ二人より一人の方が狙いやすいでしょうし、
特に女ひとりなんてイイカモです。


不便なのも想像がつきますね。

こんなときちょっと荷物番がいてくれたらなぁ…と何度思ったか。
究極、貴重品のサブバックだけ自分で持って、
バックパックは見ず知らずの隣の人にちょっと見てて!とか
お願いして一時席をはずしちゃうことも多々。。。

あとはタクシー代やら宿代やらが、ひとりだと全負担になるから
どうしても高くつきますよね。


頼れる相棒がいないということには、
いろんな意味があります。

自分の尻拭いは全て自分でやらなければならないから、嫌でも自立する。
おかげで自信がつくかも知れない。
(そのぶん、人に頼らないことが日常になって可愛くない女になっていくけど)

新しいことをするのに、常に多少の不安がつきまといます。
話し合える・助け合える人がいないから。
(善い悪いを全て自分で判断するしかないから、客観的に見ると偏りのある人になる恐れもある)




このあたりを踏まえて、自分の世界旅を振り返ってみますと・・・

旅を始めてすぐの頃は、というか旅の準備段階から
見たいもの・行きたいところがたくさんあったんです。

仕事帰りの電車の中で世界遺産の本を読んだりして、気になるところは具体的に書き出し
地図帳にマークつけたりしてたっけ。

そしてそれらを制覇すべく、旅のルートを組んだわけです。


ふたりで旅を始めたときは、それで満足でした。
というか新しい世界観に・知らなかった空気感に、魅了されて、毎日が特別だった。

・・・けどね。

“特別”っていうのは、普通と違うから特別になれるわけで
特別なことが毎日続いたら、それはもう日常。
つまり普通になってしまうわけです。



どんどん感動の幅が広がっていくと共に
今までの価値観にはない美しいものを見たり感じたりしていくうちに
今までなら10の刺激で感動できていたものが、閾値が上がってしまって
同じ10の刺激では感動できないどころか
「あぁ20の刺激があったアッチの方がいいな」なんて評価をするようになる。

これが、長期旅行者にありがちな『旅飽き』ってヤツです。。。


半年くらい旅すると、この症状に見舞われる人が多い気がします。



そこからももちろん見たいもの・行きたいところを制覇する旅は続くわけですが・・・
大陸が変わるとか、少数民族のいる田舎に行ってガラッと雰囲気が変わるみたいな
大きな変化がないと、だんだん旅が惰性になりがちです。


そんなときに、何を支えに旅をしているのか。

私が感じたのは、“人”だったんですね。



私はよく「一番良かった国はどこですか?」と聞かれるので
お決まりの回答を用意してあるのですが、必ずその理由を聞かれてこう答えます。
『人がいいから』


旅人の価値観はそれぞれだとは思いますが、
少なくとも私にとっては 綺麗な景色<地元民との触れ合い が
印象に残っているわけです。


人と触れ合う感動は、
美しい景色に・行きたい所へ行く感動に勝るものがある。



これが、ワタシが始めて長期で世界旅をした時に得た価値観でした。



それからひとり旅になって・・・
なんでもひとりでやる環境に身をおいて毎日をアウェーな他国で生き抜くなかで
何度これを実感しまくったことか!!!

今私が旅をしているモチベーションは、これにほかならないといってもいいくらい。


そんな経験を身に焼き付けて、140ヵ国踏破を達成した(つまり意地を張り抜いた)ときには
もう心身ともにボロボロでしたよ。

“もう頑張れない“

これが素直な結論でした。



それまでの30年間私は自分の思うように人生を歩んできたんです。
格式高い保守的な家庭に生まれながらも、
家族のいいつけに反して自分のやりたいことに突き進んできた。


13歳でハマった編み物の師範免許を取ろうとしたり
(年齢制限に満たず受験できず)

長年学級委員として嫌われ者を率先して仕切ってきたり
(中学の担任を泣かせたこともあったっけ)

4歳から始めたピアノでプロを目指してコンクールに出たり
(入賞したら一気に冷めて留学蹴った)

大学入学せず専門学校へ進む代わりに有名大学の合格証書をとったり
(直前模試の順位は全国14位だった)

6年かけて医療の国家資格を4つとったり
(国試の成績は学年トップだった)

10代で院内指名の上位にたったり
(ビギナーズラックでめっちゃ苦しかったけど)

カナダで孤独に働きまくって嫌いだった英語がペラペラになったり
(友達はひとりしかいなかった)


こう客観的に見ると、
私エリートって言ってもいいんじゃないかっていうくらい。笑


しかしこれは天性のものとか才能とかでは全然なくて
『絶対やってやる!!』っていう努力の結果なだけなんです。

ただひたすらにガムシャラに頑張ってきただけなんです。


天性のものだと言えるとしたら、
人より数倍頑張れるパワーを持ち合わせたことだと思っていて
だからこそ、自分ならなにがあってもどこまででも頑張れると思っていました。
のに!
頑張って頑張って自分の理想のほとんど手に入れてきたつもりだったのに
(恋愛以外!笑)
その自分が頑張れなくなるなんて想像もしていなかったことで…
でもどれだけ絞り出そうとしても、もう限界でした。

文句なしの挫折。
旅、リタイア。



疲れきった自分リハビリ(笑)のために
ここで半年間日本で休養することになるわけです。



そのうちにまた「そうだ、旅に出よう。」と思うキッカケがあって
第九回の旅に繋がるわけですが・・・

ここで私には大きな出会いがありました。
最初に上陸したエジプトで
とても人間力溢れるじゅんちという人に出会い、
彼と話しているうちにあっという間に泣かされてしまったんですね。
今まで頑張って頑張って生きてきたことが苦しかったかのように・・・
堰を切ったように人間力溢れる彼の前で泣いてしまったんですね。

あぁ、無理な生き方してたんだなって、
そのとき初めて気付かされました。

それにより、第九回の旅は無理をしないことをテーマにしました。


疲れたときは、疲れたって言う。

泣きたいときは、思いっきり泣く(ひとりでだけど)。

何もしたくないときは、無理に動かない。

楽しいときは、楽しいって言ってみる。

好きだと感じたら、手を繋いでみる。

辛いときには、少し休む。


とにかく頑張ることにばかり目が向いて、
こういう当たり前の“人間活動”みたいなものが抜けていたなーとしみじみ感じて
じんわりじんわり旅をしようと初めて思いました。


これが、最後の旅のつもりでした。
これが、ある種の旅の結論のようにも感じていました。


なのに。
神様って本当に絶妙に導いてくれるんですよね。

アフリカ北東部を終えて、トルコへ飛んで、イスタンブールの治療家仲間と仕事をして
私はこのまま旅人を卒業して、治療家の世界に舞い戻るのだと感じていた矢先
イランである旅人:壮くんに出会いました。

なんと運命的な出会いでしょう。
彼は私と同い年。
そして当時約150カ国を踏破していた私よりも更に10カ国多い、約160カ国を訪問済みだった。

・・・。

・・・。

・・・。

くっそー!!!!!


いやね、彼が40歳とか50歳とかならまだいいんですよ。
生きてる時間が長いのだから、その分の差があっても仕方がないと。
でもでも壮くんは同い年。
負けてらんないわ!!って旅人魂に火がついちゃったわけです。。。



だってさ、今このタイミングで出会わなくてもいいでしょ?
旅をオワリにしようとしているこのタイミングで、私みたいな負けず嫌いな女が彼に出会ったら
どうなるか。
なんて、答えは見えているじゃないですか。
つまりまさに天からのメッセージ。

“旅のオワリはここじゃない”

私ね、旅を好きでやっています。
でもそれは「今更な自己紹介」の回でもお話しましたが、治療家であることと繋がっているんです。
だから、ずっと本気で治療家の業界に戻りたい気持ちを抱えたまま旅人をしているから、
ここらで旅は最後なんじゃないかって本気で思っていて
4月に日本を出る前、海外で就労するプログラムにエントリーして既に合格通知をもらっていたため
帰国後 10月頃から進路は決まっていたのです。


それを、
この出会いをキッカケに・・・蹴ってしまったんですね。
蹴って、旅を優先させてしまったんですね。

その結果が第十回である今回の旅に至ります。


話は次回に続きます。。。





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