2014年5月11日(日)~12日(月) 第147カ国目 ソマリランド(ソマリア) 




改めて、ソマリランドについて知識を深めていきましょう。

「ソマリランド」よりも「ソマリア」の方が、
まだ聞いたことがあるかもしれませんね。

その「ソマリア」と聞いて、世界地図上の場所を思い浮かべられる人はそういないと思います。
響きだけでいうならば、
ソマリア=「海賊」「無政府状態」を連想させるのではないでしょうか。

日本ではほとんど情報が浸透していないこの国の現状。

現在ソマリアは、国際法規上はひとつの国家(国連は承認済・日本は未承認)ですが
実質は3地域に分断されています。

ソマリランド4


・いち早く安定した政権を築いて独立を宣言したのが北部ソマリランド

・国際問題となっている海賊が支配しているのが中部プントランド

・日本の戦国時代群雄割拠の様にリアル無政府状態で、権力者が争っているのが南部ソマリア



そんなソマリランドは植民地時代の旧イギリス領ソマリランドを領土としているものの
「同民族が別国家を形成する事例を作らない」という国際的判断のもと
事実上は独立国家として機能している現状にありながら
正式な独立は国連承認されていない。


国連が承認して前例を作ってしまうと、
次々と各地で同一民族間の独立運動が起こったら困るから。


実はイギリス領ソマリランドは1960年6月26日にソマリランド国::State of Somalilandとして
一度独立した歴史を持っています。

但し、これは同年7月1日に予定された旧イタリア領ソマリア(現在のソマリア・プントランド領)の
独立を見越して同地域との統合を目的とした措置で、
わずか5日間だけの限定的なもの でした。

そして予定通り1960年7月1日に両地域は統合され「ソマリア共和国」が発足しました。


ところが
ソマリア共和国の首都モガディシオの中央政府は南部出身者が主導権を掌握し、
南部優遇の経済政策などを推進した結果
北部地域ではソマリア中央政府および南部地域への反感が強くなり、
ソマリア共和国からの北部地域での分離独立を求める声も高まっていったのです。

1988年、ソマリアは独立を切望するハルゲイサを空爆。
その戦闘機を撃ち落とし墜落したものをここハルゲイサの街の中心地に置くことで、
「悲惨な内戦を忘れない、独立は我らが誇りだ。」
という気持ちをいつまでも持続させています。

そしてこれは未だソマリランドとの統一の機会を計っているソマリアに対して
「絶対に統一はしない。してたまるものか。」
という確固たる意志の表れでもあります。

ソマリランド5 ソマリランド6

ソマリランド7

※この広場の周りは露店チャイハネがあり、市民の憩いの場となっている。



1991年1月にモガディシオ中央政府のモハメド・シアド・バーレ独裁政権が崩壊した後、
それまでの南部優遇政策と混迷を極めるソマリア情勢に失望した ソマリア北部地域住民は
1991年5月18日に北部の旧イギリス領ソマリランド地域の分離・再独立を宣言し、
新生ソマリランド共和国 を発足させました。

見方を変えると、一度消滅したソマリランド国が31年ぶりに復活したことになり、
ソマリランド政府も「独立を回復した」という立場をとっています。

ソマリランド人は口をそろえて
「こことソマリアは全く違う国だ」と強調する。


「統一なんて今後絶対に有り得ないし誰も望んでいない。
 自分たちはソマリランドの独立と今の安定、そして平和を心から誇りに思っている。」と。




ワタシタチ日本人は、第二次大戦後に6年半“占領”されたことはあっても
植民だとか自分たちの国を建国したいのに出来ない苦しみ、みたいなものは味わっていない。

自分たちの居場所が確立されていることが、
平和であることが、
当たり前になりすぎて・・・

愛国心というものが薄れすぎている気がする。

いや、本当はみんな日本を愛しているのだけど、それに気づいていない人が多すぎる。


押し付けがましさを敬遠する国民性に起因して、
愛国心の表現の仕方を
みんなわからずにいるような気がする。



ソマリランド8

日本では祝日くらいにしか見かけない日の丸の国旗。

海外では、街中を歩いていればよく見かけることが普通ですが
このソマリランドでは上記の写真のような、ソマリランド国旗グッズを売る露店が
たくさんありました。

売っているものはどの店も大して変わらないし、緑・白・赤の三色ワンピースとか平気で売ってて
こんなデザイン着る人いないでしょ!! と突っ込みたくなるけど。
(親のエゴで、自我が目覚めていない幼い子供が着させられてたりして。笑)


もっと、自分たちの国を自分たちの手で作っていく感覚があっていい。
もっと、生きることに必死でいい。


人生は一度きりで、
平和や健康は当たり前じゃなくて、
命は永続的なものじゃない。




①1000人いる組織の中で、自分が頑張ってもそうでなくて目立ちずらいから
当たり障り無く「1」のエネルギーで、1000人が『1,000』のエネルギーにすること

②10人しかいない組織の中で、望まずとも自分の存在が目立つから
「100」のエネルギーを振り絞って、10人が『1,000』のエネルギーにすること

③1000人いる組織の中で、自分が頑張ってもそうでなくて目立ちずらいけど
自分が信じる理想を思い描きながら「100」のエネルギーを振り絞って、
1000人が『100,000』のエネルギーにすること



未来を変えたいなら、
今までとは違う 未知の新しい道を拓きたいなら、
一人ひとりの意識で③のエネルギーが必要なんだ。

それは国家建設レベルの話でも、たったひとりで旅をするときでも、同じ原理。

ワタシは、まだ、旅の途中。


だから、旅はやめられない。




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