2014年5月14日(水) 第26カ国目 三度目のエチオピア 



エチオピアに入ったというだけで、とても気が重たい。

なぜなら
エチオピアはワタシにとってダントツworst country.

・下心のない親切な人にはなかなか出会えない
・さほど貧しそうでも無い一般人ですら外国人=moneyと思ってたかってくる
・子供は常にyou, youと意味のないからかいをしてきてウザイ

それがワタシの知っているエチオピアです。。。



2件目のカフェで精神が疲労し、「もう、ちょっとカフェめぐりは一旦休憩…」と思って
ひとりで街を歩き始めた。

旧市街を歩いていると、英語やガイドの練習をしたいという少年が話しかけてきた。
よくあるパターンにまたしてもワタシは

「練習するのはいいけど、もしお金とか目当てなら何もあげられないからね」

と例によって、昨日の若い彼に話したことと同じ内容を少年にも話して、先に釘をうっておく。
さっき一発くらっているから、なおさら心が荒れてるし。



少年は難なく承知した様子で、それでもいいから一緒に居たいというので
コーヒー工場に連れて行ってくれたり、ハラールの街のことを聞かせてくれたりしました。
マーケットで焙煎前のコーヒー豆を買い(ワタシが)、彼の実家に行って
地元民の昔ながらの方法でのコーヒーの淹れ方を見せてくれました。

エチオピア10 エチオピア11

エチオピア12 エチオピア13
エチオピア14 エチオピア15
エチオピア16 エチオピア17
         


とても感謝はしているのですけど、最後にはやはり『勉強するのに本を買ってくれ』と、せびる。
もー・・・。覚悟はしてたけど、またかよ。
ていうかやっぱりこんなのばっかりかよエチオピア!!

「だからそれなら最初に言ってって最初話したじゃん!」と呆れて言うと
『他のヤツらと一緒にしないで!僕はただのタカリじゃない!!』と苦しい言い訳。

確かに勉強したいって精神は評価するよ?でも
生活のためのお金をたかるのと、
勉強のための本をたかるのと。
どっちが正義でどっちが悪だなんて誰が決める???


“友達を装ってお金をとろうとする”という、やっていることはどっちにしたって同じこと。
『本は150ブル(=約750円)する』という彼に、50ブル(=約250円)だけ渡して
「もう何にも言わなくていいから、ここでバイバイね。」と言ってワタシは彼を振り切った。


比べてしまえば、ワタシタチ日本人は豊かだと思います。
でもその豊かさは、毎日12時間以上平気で働く日本社会で毎日を戦い抜き、資金を貯めて
実現させている理想なのです。

お金がない
だから自由に暮らせない、だから教育が受けられない
そういう苦労を認めないわけではない。
むしろ、出来ることなら協力したいと考えている。
だけどそれぞれにそれぞれの苦労があることを、もっと深く考えて
お互いを尊重し合えなければ、信頼関係なんて築けない。
信頼関係が築けなかったら、そこにお金のやり取りなんて存在しないんだよ?

常に被害者意識のエチオピア人。
だけど、スーダンやイエメンはこの国よりもっと国土条件が厳しくて政治も経済も荒れていますが
人の心までは荒れていない。むしろ人の心はピュアなまんま。


東日本大震災のようなピンチでも暴動が最小限だった日本人
これから先 国が繁栄しても、衰退しても、日本人らしく人を思いやって共存していく心は
絶対に失いたくない。

そう、自分に強く言い聞かせたのでした。


だから、旅はやめられない。




-----------------------------------------------------------
※私自身ランキングの意味はサッパリわかっていませんが、
 気が向いたら適当にクリックしてみてください↓↓↓
 結果、何が起こるのか見てみたい。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村  

にほんブログ村 旅行ブログ 女性世界一周へ
にほんブログ村

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周情報へ
にほんブログ村

-----------------------------------------------------------