今日は母の日ですね。昨日は看護の日で、今日は母の日なのでどちらの日にも共通する話題という事で、少し私の母の事を書きますね。

私の母は本当に努力の「人」。総合病院の看護部長を経て、今は副院長として病院の経営側から病院やスタッフ、患者様を見守っている立場です。母の凄い所は人望の厚さと人のマネージメントが上手な所だと私は思います。母の看護師としての生き方は私には真似できません。そこまで人の事を考えられるのか?そこまで看護師が我が天職として頑張れる母の事を羨ましいと思います。でも、その感情は私が大きくなってからで、小さい頃の私は、私だけのお母さんであって欲しいと心の何処かで思っていたのも正直な気持ちです。私は精神的に幼いのかもしれませんね。今でも少しあまのじゃくです。
でも看護師の皆さん、誤解しないで下さいね、看護師だから子供に寂しい思いをさせているのか?と思うかもしれませんが、違います!
看護師に限らず社会でバリバリ働く現代女性は同じ悩みを持っているかもしれません。看護師って、昔から女性が社会進出していた世界ですし、時間が不規則な所もあるのでそう見られがちだと思いますがCAさんだって、女医さんだって女性が働く現場はいつもこの問題とぶつかると思います。実際に私は母と同じ道を進んでいる事が一番の答えです。寂しい時間もあれば楽しい時間もあり、ちゃんと親の背中をみているのです。だから自分を責めないで下さいね。

ただ、私は母の壁を越えるのではなく、違うやり方で母の壁の色を塗り替えている感じです。私は自分の看護師キャリアや看護師以外のキャリアで、母と違う看護師の道を模索しています。母としても、看護師としても違うやり方で納得のいく様に子育てもしたいし、今迄の看護師はこうである、、、というイメージや働き方を良い意味で壊したいなと思ってます。
結婚して思うのは、あんなに忙しいのにきちんと手作りのご飯を並べていたこと。両親共に九州人で近くに頼る人もいない中、働き・子育てをし、今みたいにコンビニやレトルトがそんなにない時代に冷蔵庫には沢山の作り置きの食事を作ってくれていたのは、母の愛であり感謝です。
母の日に思います。私は次世代の子供達に何を残せるのか?どんな背中を見せられるのか?
母がしてくれたように私は出来ているのか?
側に素敵な先輩がいる事に感謝し、自分の歩んできた道を信じ、私なりの子育てや仕事をこれからも精進していきたいです。