一昨日ツアー先の名古屋で久しぶりに映画館に行ってきました。
 公開からずいぶん日が経っているのでご覧になった方も多いと思いますが、「硫黄島からの手紙」を見ました。
平日の午前中という事もあり、ほとんどが先の大戦を経験されたくらいの年齢の方々で、クリント・イーストウッド監督作品と思うとなんだか不思議な感じでした。
 庶民の生活様式の描写に違和感を感じる部分も多少ありましたが、監督は日本側の視点で公正に硫黄島を描いていたと思います。                          アメリカ人である自分が一生懸命に
日本側から理解しようとする努力が感じとれました。アメリカ側から描いた「父親たちの星条旗」も見なくては・・・まだどこかでやってるかなぁ。
 内容もさる事ながら、実際に戦争で肉親や知人を亡くされているのではと思われる
 年齢の方々が、アメリカ人の描いた硫黄島の戦いをどんな気持ちで見ていたのかが
 とても気になり、と同時にその方々と一緒に映画を見た事で、たった60数年前の出
 来事であり、決して昔話ではなく、自分にとってそして今の日本にとって非常に身
 近な事であると痛感しました。物語りではなく、事実として伝えていかねくては・・・

 またハリウッド映画として硫黄島の戦いを見て、自分の国の歴史や文化をもっと知っ
 て、そして心で感じなくてはと自分を戒めたのでした。