昨日掲載した「世界に良い影響を与える国 ランキング 2008年」の完全版を掲載いたしました。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_05.html#BBC008
 興味深い国(アメリカ、ドイツ、日本、イギリス、中国、ロシア、北朝鮮)については、個別データも掲載いたしました。細かく見ると、各国の特徴が顕著に表れていて面白いです。

アメリカに対する評価:アメリカ人による自国が「良い影響を与えている」という評価が56%。悪い影響が36%。なるほど。自国マンセーの気もあるけど、「悪い影響を与えている」という評価も多いのがアメリカらしいです。
 ちなみに、自国について「悪い影響を与えている」が35%を超えている国は、アメリカだけでした。

日本に対する評価:日本人が「日本が世界に悪い影響を与えている」という評価は15%と少ない。(全共闘崩れの団塊とか、アサヒ新聞の影響で、これがゼロになることはまず無い)「良い影響を与えている」も36%。謙遜大国だこと。でも、確かに「日本は世界に良い影響を与えている!」と大声で叫ぶような日本人は、日本人ぽくないですね、良かれ悪しかれ。

ドイツに対する評価:「悪い影響を与えている」が上回るのが、トルコとエジプト。なるほど。しかし、欧州諸国は総じて評価が高いのですね。

ロシアに対する評価:エジプトと中国はともかく、ロシア人の自国への評価が高すぎ(笑)。
 そして日本人のロシアへの評価が低い。う~む、意外と言えば、意外。ある意味真っ当。イギリスを除く欧州諸国も、総じて低評価。天然ガス供給問題を始め、プーチンには散々な目に会っているので、無理もございません。

英国への評価:サウスコリア人の英国への評価は、高いのが意外。アルゼンチンよりもメキシコの方が低評価なのも意外。

中国への評価:中国人、自国マンセーしすぎ。共産党による愚民化政策の成果ですね。
 そして、意外や、意外。日本人の中国への評価が最低(良い影響が、12%)。真っ当すぎるぞ、日本人。アサヒ新聞がどれだけ人民日報日本版として頑張ろうが、大衆の方が知識人より知性が高い国では、洗脳にも限界がありますね。
 韓国人の中国への評価について、「悪い影響」が「良い影響」を上回っているのも大笑い。本当に韓国人は中国人が嫌いなのですね。逆方向の評価も同じだと思いますが。欧州諸国が軒並み中国を低評価なのは、まあ、当然。

北朝鮮への評価:日本人の「良い影響」の割合は、ゼロなんですかね?よく読めませんが。まあ、逆にゼロでなければ驚きなんですが。
 あと、韓国人の同胞への評価が低すぎで、笑いました。

 まとめ。アメリカ人は思ったよりも客観的、日本人は謙遜しすぎ。愚民化政策が成功しているのは、ロシアと中国。
 判断基準。自分の国を見る目が、他国が自国を見る目とどう違うか?ある国を見る目が、他国とどう違うか。

アメリカ人のアメリカへの低評価>36% 他国人のアメリカへの低評価>48%
日本人の日本への高評価>36% 他国人の日本への高評価>56%
ロシア人のロシアへの高評価>78% 他国人のロシアへの高評価>37%
中国人の中国への高評価>90% 他国人の中国への高評価>47%

 しかし中国への高評価は、チベット、輸出製品信頼性壊滅、悪夢の北京五輪(開催できたら)で、09年は40%を切るんじゃないかな?何か、孫子の教えに背き、戦わずして負け始めましたね、中共は。