主婦 50代 女性


患者さんの中には、初診時に自分の症状を事実と妄想を混ぜこぜにして説明する方がいらっしゃいます。そのような方には、慎重に問診するようにしています。

ある女性は、腰痛で病院に行ったら、レントゲンの結果、腰椎4.5番間にヘルニアが見つかり、そのために左太もも前面のしびれがあるとの事でした。

私が内容をカルテに記入していると、その方が心配そうに私に言いました。

患者さん

「先生、私、心配で心配で夜も眠れないんです!」

 

いきなり強い口調で言うので、私はびっくりしました。

高橋
「いったい何が心配で夜も眠れないんですか?」

患者さん
「このまま歩けなくなって、寝たきりになったらどうしようと思うと、心配で夜も眠れないんです!」


高橋
「病院で医師から『将来歩けなくなって、寝たきりになる』と言われたのですか?」


患者さん
「いいえ違います。自分でネットで調べたら、私と似た症状の人を見つけたんです。その人は、だんだん歩けなくなって、最後には寝たきりになったと書いてあったんです。だから、私も歩けなくなって、寝たきりになるんだと思ったら、心配で夜も眠れないんです。」

高橋
「事実と妄想を分けましょう。腰椎ヘルニアという事と、左太もも前面のしびれは、医師の診断ですから事実ですね。
しかし、歩けなくなるとか寝たきりになると言うのは、誰からも言われていないですよね。あなたが作った妄想なんです。

妄想は、激痛で死んでしまうなんて事も自由に想像できますよね?自分で作った見えないお化けに怖がっているようなものなんです。

自分が作った妄想で、心配したり睡眠不足になってはいけません。睡眠不足だと自然治癒力も低下するので、治りが悪くなります。あなたは腰椎ヘルニアと左太腿のしびれを治す事だけに集中しましょう」と言いました。

インターネットの普及で、素人判断をしてしまう方が増えてきています。


ですので、慎重に問診して、正確に症状を把握できるように努めています。

 

 

 

 

《 脳がゆるめばコリは消える 本当の自分が動き出す 》

 

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