パソコン作業で、目を酷使している人が多いのは、前回の「眼精疲労が楽になり ぐっすり眠れる」で述べた通りです。

 

私のところには、

「首肩がカチカチなんです」

「夜寝ても2時間おきに目が覚めるんです」

「いつも緊張が取れないんです」

といった症状を訴える患者さんが大勢いらっしゃいます。

 

ただ困ったことに、目の使い過ぎを自覚していない方が多いのです。自覚していなくても、日ごろから目の養生をすることが大切です。

 

●目の休憩時間をとる

 

できれば1時間に5分から10分ほど、定期的に休憩を入れましょう。窓際で、遠い空や街路樹の緑をぼーっと眺めましょう。注意点として、目にぎゅっと力を入れて見るようなことはしないように。また、逆にアイマスクをして光を遮断すると、目が休まります。

 

●軽く体を動かす

 

作業中は、同じ距離にあるモニターを凝視していることが多く、目の周りの筋肉が固まっています。また、姿勢も固まっていることが多いので、飲み物買いに行くとか、他部署に遠征するとか、オフィス内をちょっと歩くと良いでしょう。目の焦点も変わり、目の周りの筋肉が緩みます。

 

●疲れを取る眼球体操

 

この体操の目的は、眼球を動かす筋肉の緊張ほぐすことで、脳の緊張もほぐすことです。眼球は、下に下げる筋肉が1番酷使されています。

 

デスクトップのパソコンの画面は目の高さですが、リモートワークなどでノートパソコンの場合、目はわずかに下を見ることになります。

 

資料を読んだり、キーボードを見たり、字を書いたり、日常生活ではほとんど下を見ることばかりです。下を見ることばかりで緊張した筋肉をほぐすのに有効なのが、眼球体操です。

 

①顔は正面を向いて、目だけ真上を強くみます。

②目を右45度まで5秒でじんわり動かし5秒で真上に戻します。

③目を左45度まで5秒でじんわり動かし5秒で真上に戻します。

 

●目のパチパチ冷水スッキリ法

 

コップに水を入れて、その中で片目ずつ目をパチパチします。目の疲れが回復することによって、脳の疲れや首、肩の凝りを軽減させる効果が期待できます。

 

●蒸しタオルで目を温める

 

蒸しタオルで目を温めると、緊張がほぐれて、目の周りの筋肉が緩みます。職場で蒸しタオルを使うのが難しい場合は、タオルを熱いお湯に浸し、絞って目に当てると良いでしょう。

 

また目ではなく後頭部や、首の後周りを温めるのも効果的です。いずれの場合も火傷しないように注意してください。それと、白目が充血充血してる時は、温めてはいけません。冷水で絞ったタオルで、目を冷やすようにしてください。

 

これらを参考に目の養生を心がけてください。パソコン作業で目を酷使したことによるコリや痛みを自分で予防改善することができます。

 

 

 

《 脳がゆるめばコリは消える 本当の自分が動き出す 》

 

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