痛みは電気のブレーカー【治療後記】
パソコンやスマホを見過ぎると、目や首肩が痛くなりますね。歩き過ぎると、腰痛や体が痛くなりますね。
このように、あなたの脳の中には「自然治癒力」という名医がいて、無理をすると痛みが出て、「使い過ぎだよ!」と教えてくれるのです。
これは、家にある電気のブレーカーに例える事がでます。
電気のブレーカーは、容量以上電気を使うと、安全機能が働いてブレーカーが落ちて停電になります。
電気製品を使いすぎていることを教えてくれるのです。
よくあるのが、冬に電気ストーブをつけ、ポットでお湯を沸かし、電子レンジを使い、ドライヤーを使うと、「バン!」とブレーカーが落ちて停電になります。
あわててブレーカーのスイッチをオンにしても、使っている電気製品を減らさないと、またブレーカーが落ちてしまいます。
電気製品をオフにして、容量を減らしてからブレーカーのスイッチをオンにすれば、ブレーカーが落ちずに済みます。
同様に、人間は普段の生活習慣が容量オーバーで使い過ぎると、痛みが出ます。
あわてて治療院に通って一時的に楽になっても、容量オーバーで使い過ぎを減らさないと、また痛みが出てしまいます。
ブレーカーがまた落ちてしまうのです。
「そんなこと言われたって、仕事が忙しいんだから、無理するしかないじゃない!」
「今朝、ギックリ腰になったので治療に来ました。明日ゴルフなので早く治してください」
と言う方がいらっしゃいます。
自分はしたいことをして、からだが痛くても活動を減らないのに、「治療すれば治るはず」と幻想を抱いている方の多いこと!
人間の体は、電気製品とは違って部品を交換できないんです。
それなのに、電気製品を直すように治せると勘違いしている方がほとんどです。
人間の仕組みは変わらないのです。ここを理解しないから、あなた症状は再発を繰り返すのです。
「腰痛歴10年です!」なんていう人が、このパターンに当てはまります。
現代社会は、忙しさからなかなか抜けられないことはよくわかります。
年々増していく仕事の負担、家庭の問題、人間関係、将来の不安・・・。
考えること、やることは数え切れない程あることでしょう。
痛みは電気のブレーカーだということを理解し、なんでも自分の思い通りになるという考え方を改めましょう。
私が治療をするのと並行して、あなたも活動量を減らしてください。
一日のスケジュールの中に、休憩をタスクとして入れて下さい。瞑想でこころを静かにすることも現代人には必須です。
生活習慣を見直すことが一番の根本治療です。
からだを大切にすると、からだはそれに応えるように体調が良くなります。
仕事の能率が上がり、収入が増え、健康で楽しい生活が送れるようになります。
《 脳がゆるめばコリは消える 本当の自分が動き出す 》
ソフトカイロプラクティック 高橋治療院
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