スキー用語 6「入門」「基礎」「実践」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

「入門」とは

そのままの一般的な意味で

物事の一番取っ掛かりの部分を言います

別名 導入 初歩 イロハのイ
基礎の基礎 基本中の基本
絵で言えばラフスケッチ

ラフであってもこれから始める事の
大筋を掴んでもらいたい  と言う段階です

ボーゲンに始まるパラレル導入、
カービング入門 コブ入門など
発展していく三段階の一に来るのが 
この入門編や導入部分と呼ばれるものです

完成度は求めないので一通り触ってみたり
本当に骨子になる部分を抜き出したりします


「基礎」とは
入門が終わったら基礎に進みます
建物の基礎 と言うように  これから家が建つに
当たっての大切な地固めであると言えます

別名 基本 ベーシック イロハのハ
絵で言えばデッサン

スキーに於いては低速やずらしなど
比較的ゆっくりで地味な運動を繰り返して
体に覚えさせる段階です

低速で行う事で丁寧に
一つ一つの動作が確認出来ます

地味で真面目な動きですが
「基礎スキー」が1ジャンルを成す程に 
スキー技術の根幹を支えています

基礎の修練の秘訣はやはり反復にあります
同じ動作を繰り返し何度もやることで 
動きが洗練され 技術が高まります
汗は裏切らないと言う奴ですね

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「実践」とは
基礎を身に付けたらようやく実地に出て
様々な雪質や地形、スピードの中で滑ります

別名 応用 発展 実戦
絵で言えば絵画

検定、大会、コブ、急斜面、アイスバーン、
ハイスピード、ロングクルーズ、深雪、
運搬、救助、レース、ジャンプなど
これらが全て実践スキーと言えます

基礎に飽きてきたら
たまに実践をしてみましょう
すると上手くいったり行かなかったり
実践の場に於いて必要な要素が見えてきます

そしたらまた基礎に戻って
出来た運動、足りない運動が出来るまで
繰り返します
基礎固めが終わったらまた実地にぶつけます

行ったり来たりを繰り返し技術はどんどんと
改善、向上して行きます

基礎と実践を分けて考えた方が
様々な技術や練習が整理されますね

次回は7「トップ」「テール」です

スキー指導員 高波太一