レッスン中によく出る
用語の解説に行きましょう
スキーをする斜面は
その斜度によって分類されています
最大斜度と平均斜度とありますが
大体 平均斜度を目安にすると良いでしょう
「斜度」とは
水平面を0度とした時に
それに対してどの位その地面が
傾いているかを測る尺度の事です
別名 角度 傾斜角
建築用の斜度計(スラント)や
スマホのアプリで測る事ができます
「斜面」とは
水平面に対して
傾いている所を呼びます
別名 坂 勾配 スロープ
①全く斜度の無い
あるいはあってもごく緩やかな所を
平地 又は平ら・広場 と言います
斜度0~5度
②斜度5~10度の緩い傾斜の所は「緩斜面」
ファミリーや初心者向けのコースに
なっている事が多いです
略して 緩斜
別名 ゆるゆる たらたら 初級 ピギナー
③10度~15度の緩斜と中斜の間くらいが
緩中斜面
緩斜面の一部とされている事が多いです
一般的にはここまで細かく分けませんが、
検定などで設定される事があります
④15~20度で「中斜面」
滑っていて最も気持ちよく感じる
丁度いい斜度がこの中斜面
なかなか無いので重宝します
基礎のレッスンに使ったり
検定バーンであったりします
略して 中斜
別名 中斜度 中級
⑤20~25度は 中急斜面
中斜面以上 急斜面未満
一般的には中斜面の一部とされます
これも厳密に分ける時や検定などでの
呼ばれ方です
⑥25~30度で「急斜面」
スキー場によっては非圧雪としている所も
多いです
略して 急斜
別名 上級 エキスパート
非圧雪については46にて後述します
⑦30度以上は全て 超急斜面 と呼ばれますが、
急斜面の一部とされる事が多いです
大抵非圧雪になっていますが
大きな大会のある時だけ圧雪されたりします
雪崩の恐れもあるので
解放をパトロールによって管理されていたり
名物コースとされている事もあります
別名 壁 崖
この様にテキストに沿って厳密に分けると
7つにもなってしまいます
しかしこれでは細かすぎるので
0~14度を「緩斜面」
15~24度を「中斜面」
25度~を「急斜面」
とすると現状で呼ばれている感覚に
近くなると思います
⑧総合斜面
また、これらの斜度が一つのコース内で
複数個合わさっている斜面を
「総合斜面」と呼びます
別名 複合斜面 ミックス 斜度変化
今回の解説の根拠にしました
初心者をいきなり急斜面に連れて行くのは
止めましょうね☆
次回は31「正斜面」「片斜面」です
かぐらスキー場
田代スキー・スノーボードスクール 高波