スキー用語48「密脚」「ナチュラル」「開脚」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

1級取得あたりからスキー技術は
専門的になってきて、
曖昧で良かった部分が明確に
シビアになってきます
今回解説する スタンスの話もそうです




スタンスとは
足の位置 を意味する英語のことで、
 左右の板がどの位離れているか 
を表す用語です

別名 足幅




狭い方から

①「密脚」
②「ナチュラル」
③「開脚」

の3つに分けられます





①「密脚」とは
両方の板をピタッと閉じた状態のスタンスです

コブなど狭い所を滑る時や 
素早い切り替えが必要な時に使います

作り方は
まず外傾姿勢と外足加重を行い、
内足を軽くします
その上で内足をガニ股にし、
外クルブシを引き寄せて
ブーツとブーツをぶつけるようにすると
出来ます


この時 内股になると内足インエッジが
引っかかり、密脚になりません

うまくいかない方は 外旋などの
ガニ股操作や
山足横滑りなどのアウトエッジ使いの
トレーニングをするといいでしょう


別名 閉脚 クローズスタンス 






②「ナチュラル」とは
ナチュラルスタンスの事であり、
膝と膝の間に握りコブシ一個分
開けたスタンスの事です

またナチュラル?と思いますが
柔道の自然体 の様な意味と捉えて下さい

これがベースとなり、他の二つに移行します
普段の滑りはこれで構いません








③「開脚」とは
肩幅くらいに広げたスタンスの事です
カービングの滑りなどで 
ブーツを寝かせていくと
干渉してしまう時などに使います
プルークや平行開き出しなども
この部類に入ります


別名 オープンスタンス ワイドスタンス 
ブライトスタンス

※ブライトとは 明るい 目がぱっちり 
などを意味する英語


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他にクランマーターンなどの時に使う
「大開脚」もありますが後述します




開脚はともかく 密脚は練習が必要ですので
お悩みの方は 
田代スキースクールへお電話下さい
エレガントスキーに密脚は欠かせませんよ(^-^)/



次回は49「左右差」です

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