スキー用語59「順捻り」「逆捻り」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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35で「外向」「内向」を説明しました
http://s.ameblo.jp/takanamitaichi1230/entry-12136499717.html?frm=theme
今回は更に掘り下げてみます

外向 内向 は
瞬間的で静止画的なものです


これを連続的で動画的な捉え方で見ると
前後の動きも含められますので
それらは「順捻り」「逆捻り」
と呼ばれる一連の動きになります



「順捻り」とは
ターン前半に於いて 外足加重した上で
外腰や胸をターンと同方向に
押し出していく運動の事を指します


こうする事により
板に順方向の捻りの力が加わり、
重い雪や細かい凹凸などを
押し退けて進めるようになります

朝起きて玄関が 腰までの雪で埋まってる時
道路まで出る時と同じ動きです




コブではCライン系で、
整地ではカービングのターンなどで使います






「逆捻り」とは
ターン後半に於いて 胸が
谷側に向く様 上半身を捻る
運動の事を指します



捻った輪ゴムが戻るのと同じ要領で
体を一旦捻っておき、
その捻り戻しの勢いで
素早くターンする事が
出来るようになります


コブではAライン系で、
整地では横滑りやずらしのターンで使います
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ちなみにBラインは両方の中間です


どちらの運動も必要ですので
普段から意識して
使い分けられるようにすると
良いでしょう



次回は60「先落とし」「扇型」です

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