Dynamic Network Abstraction Protocol | taked2の「起きて半畳、寝て一畳」

Dynamic Network Abstraction Protocol

インターネットを使っている個人を特定可能だろうか? 答え…原理的には可能である。

よくニュースなんかで報道されてるんだけど、インターネットを使った悪事ってのが横行している。まあ、詐欺だのなんだのってのは技術が新しくなったところで変わらないわけでさ。それにインターネットってのは基本的には匿名性が高いので、そういう悪事の温床になりやすい。

で、それを追っかける方なんだけど、まあ、基本的にはインターネットにつながってるパソコンまでしか追っかけることはできない。インターネットにつながってるパソコンには「IPアドレス」という一意の番号が割り振られている。これはある時点を取り出した場合、重複しないことが保証されているので、ログが残っていれば、どのパソコンから行為が行われたか、までは追跡することができる。でも、これがネットカフェなんかから接続された場合は、それを使った個人を特定することは難しい。やる方もバカじゃないんだからさ。ネットカフェでも登録時に身元を確認するだろうけど、そんなモノを偽造することは簡単だからねえ。

ってわけで、じゃあ、技術的に個人を特定できないものだろうか、と考えてみた。パソコンを使う場合、人にはそれぞれ「クセ」というモノがある。マウスの移動速度やキータイプの速度とかさ。あと、キーの打ち間違いの頻度なんてのも個人差があるねえ。こういうモノを記録できれば、そのパソコンを使った人が誰か、ほぼ特定できる。もちろん、世界は広いから、自分と同じようなクセを持った人がいないとは限らない。でも、データを積み重ねていけば、ほぼ他の人と被らないぐらいの精度まで上げていくことができるだろう。この情報をパターン化してネットワークで送るようにしてやれば、そのパソコンを使ったのが誰か、ほぼ特定できる。このパターンはその人固有のものだから、違うパソコンを使っても追跡が可能である。悪事をするときはネットカフェ使っても、普段は自宅のパソコンを使うだろうからねえ。パターンを追っかけていけば、自宅のパソコンのIPアドレスが分かるって寸法。まあ、パソコン以外にも、ケータイとかスマートフォンとかもやっとけば、ほぼ完璧かな。

で、考えたのが、Dynamic Network Abstraction Protocolというプロトコル。俺のホームページのWikiに公開している。まあDNAってネーミングは、まったくその通りの概念だから分かりやすいと思ってさ。一見シャレに見えるけど、技術的には実現可能である。実装もかなり簡単なので、誰か本当に実装してくれないかな。いや、俺がやってもいいんだけど、その後の広め方ってのは、俺なんかより影響力が大きい人や団体があるだろうし。

なわけでありますます~。