南国、土佐には夢がある
紅語：漆[シチ]
第１話：思い立ったが吉日
プロローグ
2012年夏、はじまりを迎えた高知アカメ遠征。
2013年、初めてアカメのファイトを身をもって知る。
推定130㎝ファイトタイム40分。帰宅後、薬指の粉砕骨折が発覚。
2014年、タックル面や前年の件から自信を失い断念。
2015年、そして初めて手にしたアカメ。45㎝.
小さいながらもようやく手にした大切な大切な1匹。
そして、ずっと遠征を共にしてきた相棒も
ロスタイム7日、計14日という過酷な遠征の末に手にした執念の1本であった。
2016年、前半では苦戦を強いられるも後半に「勝利の方程式」を見つける。
結果的に自身は4本と好釣果に恵まれ、記録は59㎝でストップ。
2017年、就職をし限られた時間の中での釣行となる。
前半で絞って後半勝負！の展開を捨てて
実績の場所をただやり通すと2人で決めた3日間。
そして最終夜に獲った自己記録更新の81ｃｍ。
そして自身初の邪道ルアーでのキャッチ
トイフェル125F（２フックチューン）
2018年――――
実際の所、今年は挑戦するつもりは無かった。
釣果もSNSで多くは見かけないし
一人でやりきれる自信もない。
というのも、この釣りはあまりにツラく
その分達成感は何よりも強い釣り。
二人で行ってるときも
「…俺ら何でこんな辛い思いしてるんだろう…」
という日々を過ごしては病んでいたほど・・・(笑)
やっぱり行かないと夏は終わらない‼
2018年9月15日
ふと思い付いた勢いそのままに
仕事終わり、荷物を積んでベッドを作り
高知市内に目的地をセットしたのであった…
明石大橋を通るときにふと
思い返すとバイト終わりに
夜通し走って瀬戸大橋を通る頃は
気力だけで走っていたり
謎のご当地キャラに衝撃を覚えたり(笑)
こんなことを考えると
こんな気まま、あとどれだけ出来るのかな
とか感傷に浸るけれど
一生やらないといけない可能性も
孕んでいるというのが恐ろしい所…(笑)
気になるのは今日までずっと雨が降り続いている事。
その日はイイらしいけど続くと微妙らしい。
AM0:30
6年目の高知到着
幸いなことに30分前に雨は止んだ。
にしてもホントに今年は何にもしてない・・・
誰にコンタクトを取るわけでも無し
釣れてるのかどうかも不明。
とりあえずはよく回るポイント6ヵ所を
見るだけ見て回る事に。
定番のポイントA。
おおおおおおー！！！！
キレイに無‼️笑
つ、釣れそう…という期待感のある静けさの無ではなく
ボラがぽけーっとしてるタイプの無🍵
こちらはお隣のポイントC
ベイトは居るけど・・・とりあえず次！！
湾内はこんな感じかー
河川だ河川！！消去法的に河川に入るも
オープン、ポイントは無し。
明暗Dは先行者アリ。でも釣れてる風じゃない。
とりあえずアカメが明暗に見える河川明暗E。
ア、アカメは見ときたい・・・とりあえず、ね・・・（弱気）
い・・・居ねえ・・・
たそォォォォォォォォ！！！！！！！（発狂）
深夜の高知でアカメ迷子と化した筆者。
まだだ、まだ1日目・・・。
感覚だけでも掴んどこうという事で
ポイントEで振り続け早くも夜明け。
も、もう寝よう・・・
「あ、歯磨きしなきゃ（律儀）」
ふらふらの状態でファミマへとピットイン。
水忘れたし水買わなきゃ。
・・・なぜ・・・だ？
水を買いに行ったつもりが
筆者大好きあいすまんじゅう。
極限の状態でのカロリー補給である。
安曇野の水で歯磨きをするという贅沢。
果たして贅沢なのかこれ・・・。
車を移動し車中泊スポットへ
倒れ込むように後席に移動した筆者を待っていたのは
タモが臭せぇ！！！ｗｗｗ
安眠と顔の横にある魚臭タモ網であった。。。
Day２につづく
【タックル】
ロッド：AIMS/BrackArrow96MH “Various Shores Ultimate”
リール：13セルテート3012
ライン：SuperJigMan ＃２－300ｍ
リーダー：ShockLeader50lb
接続：ペアリングS
ルアー：邪道/がるる132F トイフェル125F（いずれも純正リング＋＃４・２フック）
オグル、バウンティーバイブ、トリームシーカー、ストリームローグetc.
ノット：MIDノット（KAMIWAZA/デュアルスティックPLUS 使用）
金具結束：イモムシノット
ストリンガー：KAMIWAZA/ストリンガーフックⅡモンスター