東日本大震災から12年が経ちました。
平日なのに東京駅はすごい人で、学生さんなんかは春休みなのだと気づかされます。
東北へ向かう新幹線「はやぶさ」も混んでいて嫌だなと思う反面、コロナ禍でガラガラだった時期を思うと嬉しさの方が強くなります 。
誰かの駅弁のにおいにやられ、お腹が鳴ります。
車窓からはまだ色の無い田畑と、初老の様に山頂だけ白い物が残る、でかくて長い山が見えます。
ここは福島あたりかな?
地理と歴史は苦手です。
急に外が真っ暗闇になると同時に、ボンッと耳の内側から栓をされたような圧を感じます。
何度も暗闇を通過していると、昔、急に後ろから両手で目をふさがれ、「だ~れだ?」という強制参加のクイズがあったことを思い出 します。
若い子は今もやってるのかな?
振り向いて知った顔のある安心感と、長いトンネルを抜けて飛び込んでくるまぶしさの安心感はちょっとだけ似てる様な気がします。
どうでもいいけど早く弁当食い終わってくれ。
気晴らしに座席の前にあるポケットから旅の冊子を取り出したものの、1ページ目の見開きから牛タンとジャンボかつ弁当の写真が飛 び込んできたのですぐに閉じた。
何食ってんだこのにおい?
シューマイか?
シューマイなのか?
だめだ、もう寝ようと思っても、グビグビグビグビとお腹が音を立てる。
カラン、と氷が水筒のアルミに当たる音がする。
何飲んでんだ?
お茶か?
酒か?
デカビタか?
気になっていると、間もなく仙台に着くというアナウンスが流れた。
平日なのに東京駅はすごい人で、学生さんなんかは春休みなのだと
東北へ向かう新幹線「はやぶさ」も混んでいて嫌だなと思う反面、
誰かの駅弁のにおいにやられ、お腹が鳴ります。
車窓からはまだ色の無い田畑と、初老の様に山頂だけ白い物が残る
ここは福島あたりかな?
地理と歴史は苦手です。
急に外が真っ暗闇になると同時に、ボンッと耳の内側から栓をされ
何度も暗闇を通過していると、昔、急に後ろから両手で目をふさが
若い子は今もやってるのかな?
振り向いて知った顔のある安心感と、長いトンネルを抜けて飛び込
どうでもいいけど早く弁当食い終わってくれ。
気晴らしに座席の前にあるポケットから旅の冊子を取り出したもの
何食ってんだこのにおい?
シューマイか?
シューマイなのか?
だめだ、もう寝ようと思っても、グビグビグビグビとお腹が音を立
カラン、と氷が水筒のアルミに当たる音がする。
何飲んでんだ?
お茶か?
酒か?
デカビタか?
気になっていると、間もなく仙台に着くというアナウンスが流れた
黄色い粉が見えるほど花粉が舞っていました。
前日からロケで気仙沼を回りましたが、みんな明るく、「いつも気
「応援してます」と声をかけられることはありますが、「応援して
この一年も宮城を色々回ってきましたが、もし宮城に遊びに来たり
石巻の門脇小学校は「津波の際の火災」の爪跡を残す唯一の震災遺
火の着いた漂流物が津波で学校に流れ着き、燃え移りました。
その学校や避難時の様子、津波の力でぺちゃんこになった車や実際
仮設住宅の中を見ると、注意書きが書かれていたり、壁に空いた穴
お父さんが何度注意しても直らない子供達に怒って書いたり、壁を
ただつらいだけじゃない作りになっているのでぜひ見てほしいです
ここはアートはもちろんですが、歴史民族系の常設展示、東日本大震災の記録と津波の災害史という展示もあります。
山内館長にお話を聞くと、地域史や災害史も調査してしていたので、気仙沼など三陸沿岸部はおよそ40年周期で津波が襲う地域だとわかっていたそうです。
東日本大震災での津波は過去最大級ではあるが、明治29年の津波規模とそこまで変わらないので『未曾有の大災害』や『想定外』ではないし、過去の災害が正しく地域の人々に伝承されていないと感じたそうです。
ここには津波で曲がった家の鉄柱や泥だらけの家電、ランドセル、ファミコンなども展示されています。
これらはガレキと表現されていましたが、瓦礫とは瓦片や小石、価値のない物、つまらない物を意味する言葉で、被災者にとってこれらは奪われた家、家財、大切な人生の記憶で、瓦礫ではなく、ここでは造語で『被災物』と呼んでいるそうです。
震災後すぐに津波でぐちゃぐちゃにされてしまった沿岸部の町に行くと、壊れた家の木々の中に泥だらけになったランドセル、ぬいぐるみ、写真などもよく目にしました。
僕らも震災前の町を知っているし、生活を見てきたのでこれらを『ガレキ』と呼ぶことに抵抗を感じながらも、上手く表現できずにガレキという言葉を使ってきました。
ガレキと呼ばないでほしい、という地元の人の声だし、そう呼ぶべきだなと感じました。
被災物の展示にはカードが添えられていて、地元の人の口調でその物について綴られています。
フィクションの物語ではあるのですが、津波の威力や怖さだけを伝えるのではなく、補足としてこれがあることで生活や理由が見えて、見に来た方がまさに『瓦礫』を『被災物』として感じることができると思います。
気仙沼に来たら「リアス・アーク美術館」もぜひ訪れてみて下さいね。
そんな気仙沼は遊覧船、鮫グッズにお寿司、ケーキにバナナジュースと、美味しい物、楽しい場所、あたたかい人達に溢れています!
東北に遊びに来てみませんか!?