新型コロナウイルスの感染拡大は全国に広がっていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は、職場の近くでクラスターが発生したり、知り合いが濃厚接触者となったりして、新型コロナの存在を身近に感じています。

それでも休業要請のない職種なので、いつもどおり仕事して、淡々と毎日を過ごしています。 

職場はクラスターが起きやすい環境のため、早くから新型コロナは警戒していました。
そのため、流行に疎い私が、今回は流行先取りで自粛生活をスタート。
2月下旬から滝巡りはお休みし、通勤以外で電車やバスに乗るのを止めました。
家族や職場以外の人と会うのを止めて、3月半ばから近場でも遊びに行くことは控え、外出自粛要請以降はお籠りの日々です。
緊急事態宣言のあとは買い物もなるべく週2回にして、買い出しはひとりで。
先日、小池都知事が会見で「買い物は3日に一回程度」と呼びかけていましたが、
ふふふ、百合子、ひと足お先に実践しているわ(笑)

滝へ行くことは私の大切な時間ですが、今は行かない、と早くから自分で決めたせいか、意外と穏やかに過ごしています。
やっぱりね、自分の好きな場所には、気兼ねなく堂々と出かけたいもの。

今回は、生存確認ということで(笑)、滝へ行かない日々に起きたことや感じたことを書いてみたいと思います。


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遠出しなくなって感じるのは、けっこう身近な自然もいいもんだな、ということ。
通勤途中に、いろんな花を眺めて楽しんでます黄色い花
写真↑の木蓮は3月半ばだったかな。


最寄りの駅前の公園は、寒桜から始まって、ソメイヨシノ、枝垂れ桜、八重桜、と桜リレーが続きます。
今年の春は気候がめちゃくちゃで、そのおかげで例年より長く楽しめました桜
でも八重桜も見頃を過ぎて、桜シーズンもとうとうおしまい。
有名どころの花見は出来なかったけど、近所の桜がいつも以上に有り難く感じました。
今はハナミズキとツツジに癒されていますニコニコ


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我が家の家族共通の趣味はアゲハ飼育です。
ま、ほとんど面倒を見ているのは私だけどあせる
小さいときは外で見守り、ある程度、大きくなったら虫かごに入れて大切に育てます。
この子↑は去年の11月に冬眠して、ようやく蝶になりました。

実はこの子、あおむしちゃんの頃に虫かごから脱走しちゃってDASH!
たまたま近くに出しっ放しにしていた私のリュックでサナギになって、そのまま冬眠ぐぅぐぅ
(ゾーッときた方、ごめんなさいお願い
なかなかやんちゃな子でした。


うわー、こんなところでサナギになっちゃってあせる
 と見守ること数ヶ月。
無事にきれいなアゲハ蝶となったときは感無量でしたキラキラ


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滝へ行く予定もなく、用事もない休みの日はそうそうないので、こんなときしか読めないだろう本に挑戦ビックリマーク


1982年に発行されたもので、年季入ってます(笑)
古本屋で買って、しばらく放置してました。
まだ読んでる途中ですが…いやー長い。読んでも読んでもまだページがある。
長いのは物語だけじゃなくて、登場人物のセリフも長い。1ページ分くらいペラペラ喋ってる。
ロシア人って無口かと思ってたけど、実はおしゃべりなんですね。

…と、ふざけたことを書きましたが汗
いろんな登場人物が、それぞれの運命に翻弄されて、罪を犯したり、死んだり、運命に抗おうとしたり、思いがけない状況で不安になったり、不満を募らせたり、犯した罪に苦しんだり、と実に様々。読み応えがあります。
物語の空気と、今のこの閉塞感が似ているところもあって。
たぶん、読後スッキリキラキラ とはならないだろうけど(読んだどービックリマーク って達成感はあるだろうけど)
、この時期に読むことができて良かった。


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こういう時期なので、不安になることはたくさんあります。
そんなある日、仕事から帰ったらポストに手作りマスクが。


友達が、作って届けてくれました。
私が家族や職場以外の人と会うのを止めているのを知って、ポストにそっと。
優しい気持ちに、ジーン…ときました。


今のピリピリした空気の中で、私が不安に感じているのは、なんとなく私自身も世の中も、言葉や思考が攻撃的になっていることです。

「コロナと闘う」「(コロナは)見えない敵」

この言葉、よく耳にします。
でも、コロナウイルスは人から人へ感染するため、闘う相手や敵がコロナではなく、コロナ感染に対して油断している人たち(または、そう見える人たち)へ変わってきている気がします。
私自身も含めて。

でもその油断、私の中に本当に無いかな。

ブログの最初に、自分のコロナ対策をいかにも意識高そうに書いたけど、でも実際は、気が緩んでいたな、と後になって感じた出来事はいくつもありました。
ずっと清く正しく意識高く過ごしていたわけではありません。
あまり大きな油断はしなかっただけで、どこかで感染する可能性はゼロでは無かったと思います。
そして、これからも、このくらい大丈夫かな…と油断することがあるかもしれない。

そう思うと、私が闘う相手や敵は、コロナでも、今コロナ感染に油断している人たちでもなく、自分自身な気がします。

「自分と闘う」「自分の油断が見えない敵」
うん、この方がしっくりくる。

誰かを攻撃するのではなく、自分の行動に責任を持って、穏やかで優しい気持ちを忘れずにいたい。
自分の気持ちがピリピリしている中で、友達が作ってくれたマスクを手にするとき、そう思います。



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コロナ騒動が収束しても、また新たなウイルスは出てくるでしょう。
想像を超えた災害が起きて、日常が一変するかもしれない。
そのとき、どう行動するか。
溢れる情報と、どう付き合っていくか。
自分を、どう保つか。
今の経験が、そんなときに活きるといいなと思ってます。


…と、エラそうなことを長々と書きましたが汗
お互い体調に気を付けて、今を乗り切っていきましょうービックリマーク




桜おしまい桜