ほどほどで行こう -3ページ目

ほどほどで行こう

春の風のように穏やかで
夏の日差しのように情熱的で
秋の実りのように心豊かで
冬の暖炉の火のようにじんわり温かい
そんな人に私もなりたい


人を許せる人は
器が大きいと思う

たとえ喧嘩しようと
そんな相手すら許せる人は
勇気ある人だと思う

優しい人だと思う

人は色々な喜怒哀楽の中で
生きているから

ぶつかり合うことだってある

若い時は好き嫌いのハッキリ
していた私ですら
その境界線はあいまいになり

いつしか嫌いな人は
いなくなっていた

それは荒治療のような心の改革事件だった

叔母の心無い愚かな薄情さで
実母は左半身麻痺になってしまった

当人の母は
もう時間が戻らないという事を悟り
前を向いて生きている

代わりに怒っていた私も

もう許すとか許さないの心境を超えて
忘却の境地に辿り着き

そして時間藥が許しへと繋がった

許しは自分自身が前に進むため

流行りの自分自身を大切に
にもやんわりと繋がっていった