許し | ほどほどで行こう

ほどほどで行こう

春の風のように穏やかで
夏の日差しのように情熱的で
秋の実りのように心豊かで
冬の暖炉の火のようにじんわり温かい
そんな人に私もなりたい


人を許せる人は
器が大きいと思う

たとえ喧嘩しようと
そんな相手すら許せる人は
勇気ある人だと思う

優しい人だと思う

人は色々な喜怒哀楽の中で
生きているから

ぶつかり合うことだってある

若い時は好き嫌いのハッキリ
していた私ですら
その境界線はあいまいになり

いつしか嫌いな人は
いなくなっていた

それは荒治療のような心の改革事件だった

叔母の心無い愚かな薄情さで
実母は左半身麻痺になってしまった

当人の母は
もう時間が戻らないという事を悟り
前を向いて生きている

代わりに怒っていた私も

もう許すとか許さないの心境を超えて
忘却の境地に辿り着き

そして時間藥が許しへと繋がった

許しは自分自身が前に進むため

流行りの自分自身を大切に
にもやんわりと繋がっていった