こんにちは。

家事と仕事はほどほどにこなし、
寝ること・食べることを優先して
生活しています。

そんな日々ですが、
面白いお話を聞いてきました。

ジャーナリストの大熊一夫さんの
ドキュメンタリー映画上映と講演会です。

大熊さんは48年前、
アルコール依存症を装って
精神科病院に潜入入院し、
その様子を朝日新聞に連載しました。

それが『ルポ・精神病棟』。




ユーモアを交えながらの
要点を押さえたお話。

イタリアでは精神病院が廃止され、
形式だけではない地域移行が
実践されているとの事。

今までも、
情報を発信している方のブログのおかげで
そのような動きがあることを知っていましたが、
実際にお話を聞くと
よりリアルな現実として感じるようになりました。


上映されたドキュメンタリー映画は
『精神病院のない社会』
配給の関係でⅠ部だけの上映でしたが
¥1,620で購入できるようです。



私自身は精神科の入院や
通ったことで悪化するような事態は
たまたま経験しないで済みました。

それでも、家庭や職場など
いろんな場所で起こることの仕組みは
似ている部分があるように感じられます。

世界で初めて、
イタリア国内にて精神病院を廃絶した
フランコ・バザーリアの言葉を
大熊さんが紹介していました。

「すべての人間が
 理性を持っていると同時に
 狂気を持っている」

(たぶん、このような表現でした。)

「健全な人」と「狂人」がいるのではない。
私の中にもあなたの中にも
理性と狂気が存在している。


(私は精神科病院や精神科自体が

悪だとは思いません。)




いわゆる発達障害の「特性」というのも
同じような捉え方をする人が増えると
暮らしやすい世の中になるだろうな~
と思いました。

特別支援教育に関わる仕事をして
まだ2年経っていませんが
いろんなことを見聞きします。

ジャンルは違えど
仕組みが共通しているものって
多いな~。



もっと書きたいことはありますが
眠くなったので
そろそろ布団に入るカウントダウン。。。


講演会では売り切れていた
大熊さんの著書がどうやら
図書館にあるようなので、
夏までに借りてみることにしよう…。

 

 



お昼の休憩は心地よいラウンジで
持参の弁当を食べながら
ボーっと川面のキラキラを眺めていました。

途中で、となりの席に
二人の人がやってきて
パンとコーヒーを食べ始めました。

男性の方、どこかで見たことがある。

と思ったら、
私が14年ほど前に
2か月だけお世話になった
心療内科の先生じゃないか?
…たぶん。

そこでカウンセリングが必要だと言われて
県立病院に移り、
約8年通ったのでした。


同席していた女性はかつて
その県立病院に勤務していたらしい。

ソーシャルワーカーさんが
「精神科は入院すると
なかなか出てこられない人が多い」と
話していた、云々…

聞くつもりは無くても
隣なのでいろいろ聞こえてきましたが、
時を経てふたたび袖振り合うのが
このような場だということが
感慨深かったです。



さてさて…
本当にもう寝よう。

文章を書いている間にも
ぽこーん、と
小さな胎動を何度か感じました。

どうやら男の子のようです。
夜更かししてスマン!




今日も読んでいただき
本当にありがとうございました☆