東向きのベランダに
胡座で息子をのせて
悔し泣きをしていたが

午後5時半
まだ水色の空
鳥の声

外の空気に
チューニングが合う

散歩にも行けなかったが
家でできることがあった


 

夜には祝儀袋に名前を書いた

筆を紙に下ろす瞬間に
ギアがフッと変わる
雑音がスッと消える




もーだめと
布団に転がりながら
横で相手をしてるのに

さわやかな笑顔で
嬉しそうに笑ってる
私が相手をしてもらってる

ありがとう