3歳牝馬クラシック最終戦の秋華賞(GⅠ)の展開と予想を書いていく。
コースは京都競馬場、芝2000m内。スタート位置は正面スタンド前。1・2コーナーまで平坦で向正面で高低差約3.1mの坂を上がり3・4コーナーにかけて下る。最後の直線は平坦でゴールまでの距離は328m。
スロー又はミドルペースになる傾向が多い。
ペースが緩めば逃げ・先行が有利で流れれば差脚質が有利になる。
トライアルのローズSでは最後尾から追い出して前場を抜いて勝ちきったデニムアンドルビー。その走りっぷりで1人気に支持されるだろう。当日の馬場も雨が降って重馬場だったことも好印象だ。だが近走の内容から最後方からの捲り競馬に定着しているようにみえる。そこが一番の不安だ。
今回の京都競馬場は前走の阪神競馬場とは違って直線が短い。また3コーナーまでは登り坂なので早めに仕掛けると直線で脚がとまってしまう可能性がある。更にコーナーも小回りで18頭もいれば結構外を走らされるので追い込み・捲り馬には非常に厳しい条件だ。
直線が短い分、最後の直線勝負も厳しい。
ここは過大評価しない方が無難だろう。
オークス馬16番メイショウマンボもローズSからの距離延長はプラス材料。だが大外枠になったのが痛恨である。
大外枠の好走は2007年のウォッカの2着まで遡る。最初のコーナーまで600m以上あった前走と比べ今回は1コーナーまでは300mとなる。スタートが上手くない馬なので出遅れると位置取りに失敗して後方での競馬になる可能性が大だ。こうなってくると一瞬のキレがない分厳しい展開になる。こちらも抑えるなら紐までだろう。
今回の狙いは中団好位からの先行・差し脚質だ。有力馬は好枠の1番スマートレイアー、6番ウリウリ、13番エバーブロッサムあたりか。
先行脚質は3番ティアーモだ。
今年の3歳牝馬は抜けた馬がいない分大混戦だ。波乱の世代と言っても過言ではない。
思い出してみよう。
この世代の各GⅠレースの三連単払い戻しが高額だ。阪神JF(GⅠ)では3連単が約304万円、桜花賞(GⅠ)では約67万円、オークス優駿牝馬(GⅠ)は約15万円だ。
それだけ力が均衡している証拠だ。
前走の結果はあえて参考程度におさえて好枠・好位置で走れる馬を選んでみるのも一つの手かもしれない。
評価
◎1.スマートレイアー
○6.ウリウリ
▲3.ティアーモ
△13.エバーブロッサム
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