お陰さまで本日、20周年という大きな節目の日を迎えました。
つい3日前、ライブツアーファイナルと誕生日を終えたばかりです。
まるで盆と正月とハロウィンとクリスマスが一気にきた感じです。


Sabãoとしては始めての、個人的にも久しぶりの全国ツアーでしたが、皆さま楽しんでいただけましたでしょうか?

7月から始まって、残念ながら毎年恒例のストハンは中止になったり、途中 “キュボン” なる超期間限定バンドが結成〜解散なんてこともありました。
8月にはアルバム「Me RISE」をリリースして、キャンペーンやリリイベなど各地に参上しました。

思い出いっぱいの2018年夏〜秋でした。
あれだけライブで「春~spring~‼︎」って叫んできたのに!笑



それはさておき、
あらためてライブにご来場いただいた皆さま、ありがとうございました。
今これを書きながら、各地での記憶が怒涛のように押し寄せてきてます。
全部書くと短編小説ぐらいになるからはしょりますが、本当に楽しい幸せな日々でした。

長年住んでいる東京、地元大阪、だけでなく、どこに行っても温かく迎えてくれて「ただいま」という気持ちになりました。
待っていてくれてありがとう。
みんなの熱量がハンパなくて、自然に体が動く「ゾーンに入る」というやつを何度も体験しました。
ライブで一番気持ちいいやつです。

貴重な体験をしたライブツアーでした。




そんな中でライブ活動休止を発表しました。
そのことについてちゃんとご説明しますね。


まずは、ツアー中のご報告になってしまってごめんなさい。
私にとっては何年も前から考えて出した結論だったのですが、みんなにとっては急なお知らせだったので驚かせてしまったと思います。

大袈裟にしたくなかったし暗い雰囲気にもしたくなかったので、発表はツアーの後にと考えていました。
ですが、来月以降もライブのオファーをいただいたり、ファンの方から
「こんなライブが観たい」
「あの曲が聴きたい」
など、前向きな言葉をいただく中で、みんなの思い描く未来に私の歌ってる姿があるんだと実感して、ちゃんとお伝えすることにしました。
結果的に中途半端な発表のタイミングになってしまいました。


先日までツアー中だったこともあり、あえてお伝えしませんでしたが、休止の一番の理由は体調面です。
持病で慢性的な貧血と身体の痛みがあり、最近では常に痛み止めのお薬を服用しています。
日常生活にはそれほど問題ありませんが、ここ数年ライブパフォーマンスに支障をきたしているのを日増しに感じていました。

プロとしてやっていく中で、歌いたい気持ちと思うように出来ない葛藤がストレスに繋がっていき、また、歌手としてアーティストとして、今以上の成長が見出せないと感じながら人前に立ち続けるのは誠実ではないと思うようになり、今年に入ってライブ活動の休止を決めました。


心配をかけてしまうような内容をここまでお伝えすべきではないのかもしれないけれど、20年という長い年月をなんとか続けてこれたのは、間違いなく応援してくださった皆さんのお陰です。
今回のツアーを通してそれを痛感しました。
ライブ、ファンレター、コメントなど、真っ直ぐな言葉で最後まで励まし、支えてくれたファンの皆さんにはちゃんと説明しなきゃいけないと思い書きました。



今後の活動ですが、歌は出来る範囲で続けていくつもりです。
今後は、自身のCDのリリースやライブという形ではなく、制作のお手伝いという形で音楽に携わっていければと考えています。
どこかでふと、
「なんかこの声聴いたことある気がする…」
そんな風に思ってもらえる機会があれば嬉しいです。




最後に、
2018年は忘れられない年になりました。
この先、記憶を失っていっても、この年の思い出は最後まで残しておきたい。
今はそんな思いです。
ただ「私、歌が好き」から始まって、みんなで作る、届ける、分かち合う、音楽の楽しさを目一杯教えてもらいました。

アルバムリリースと全国ツアーを実現させてくれたサポートミュージシャン、スタッフ、今まで支えてくださった関係者の皆さま、たくさんの愛をくれたファンのみんな。
そしてバンドを始めて以来、最初から最後までずっと側でメンバーでいてくれた仲間、
楠瀬タクヤに感謝と敬意を。


皆さま長い間ありがとうございました。
一緒に20周年を迎えられてよかった!