昨日、とある舞台を観に行ってきた
紀伊国屋ホールでやっている舞台「7~ナナ~」
主演 三浦浩一
そうです、僕の父が今やっている舞台
本当に素晴らしいモノを観れためちゃくちゃ笑えたしめちゃくちゃ泣けた
9割笑ってて、残りの1割で号泣しちゃいました
演出の小野寺丈さんの作品には父も相当出させていただいていて、僕も芝居を始める前から良く見に行ってました
丈さんの作品、凄く好きで、実はオーディションを受けたことがあるんです...
それは、僕がまだ19歳の頃、
役者になりたくて毎月オーディション雑誌を買っていろんな舞台のオーディションを受けてたことがあって、そんなある日、丈さんの舞台のオーディションを見つけました。
主演は
三浦浩一
僕はオーディション用紙を父に内緒で送りその舞台のオーディションを受けに行きました。
まだ演技もなんも分からない僕は何もできませんでした...でも最終審査まで残りました。。
最終審査が終わり結果発表...
残ってたのは、15人くらいだったかなぁ
丈さんがその全員の前で1人1人に結果を伝え始めました。結果とその人へのメッセージ。
僕の名前が呼ばれ
「結果は不合格」
そしてその時の丈さんのメッセージは今でも覚えています
「今ここで孝太くんを採用するのは簡単。だけどそれは君のためにならない。僕も同じ立場だから分かる...
他であがいてからまた受けに来てください」
同じ立場というのは父の名前があるということ。丈さんのお父様はあの石ノ森章太郎さん。
そんな丈さんだから、あの時、僕を甘やかさずに落としてくれた
本当に感謝してます
それが原動力になりましたからもう10年も前の話
昨日楽屋で丈さんに、
「がんばってるねー(^-^)vって言われて」
今度オーディション受けに行きますって言ったら
「いやいや、今度是非一緒にやろうね」
って言ってもらえた
嬉しかったーーー
そして舞台では、男7人が90分間全力で演ってました
ワンシチュエーションドタバタコメディ
ハイテンションでかなり体力使う舞台
そんな中、今年60歳になる父も、文字通り全身全霊の演技。なにごとにも全力で僕が「ダーティーマネー」という舞台で父と共演したときに父から学んだ演技への姿勢。全身全霊。
12月に60歳になるのに、こんなに全力で演じる役者なんているのかな?...
俺もそうゆう役者になりたい
かっこ良かった、ものすごく。
最後の10分の父の演技には本当に涙が止まらなかった。
素敵だった。
めちゃくちゃ高く、デカすぎる壁だけど、
いつか必ず越えてみせる
そんなめちゃくちゃ笑えて、ポロっと泣ける舞台「7~ナナ~」は月曜まで紀伊国屋ホールでやってます。
その後、札幌、名古屋、京都、大阪、広島、宮古島、福岡でやるので
チェックしてみてね