久しぶりに帰り道、ラーメンを食べた。

飲んだ帰り、仕事帰り、学校帰り、デートの帰り、買い物の帰り。
ラーメンとは最強の「帰り道」の友である。

ラーメンを食べたらもう何もしたくない。
一日というドラマを締めくくるオチがラーメンである。

その分、秀逸なオチでなくてはならない。
現在巷には星の数だけラーメン屋がある。
どこも個性的で良いと思うのだが、できれば「普通のラーメン」を出して欲しいのが本音だ。

「こだわりの追求」とか「秘伝スープ」とか「本場九州の~」とかどうでも良かったりする。
暖簾をくぐって、油で汚れた週刊誌、棚の上のニュースを眺めながらごく普通のラーメンが食べれたら幸せだったりする。

そんなにモヤシもいらないし、お決まりのコスチューム(白タオルにこだわりプリントTシャツ)よりも、普通のラーメンが食べたい。

これはあくまで僕の希望だ。
個性的なラーメンが好きな人もいるので、そこは言っときたい。