9月13日 中国新聞記事より | 【広島】仔猫大量虐殺事件 


【広島】仔猫大量虐殺事件 


譲り受けた猫虐待容疑

広島県警 無職男を逮捕

広島市南区の男が猫を虐待死させたとされる問題で、広島県警生活環境課と広島東署は12日、飼猫を虐待し死傷させ、死骸を山林に埋めたとして、同区金屋町、無職高橋新一容疑者(37)を動物愛護法違反と廃棄物処理法違反(不法投棄)の疑いで逮捕した。この問題は発覚後にインターネットで取り上げられるなどし、動物愛護の関係者やペットの飼い主を中心に関心が高まっていた。県警は容疑の全体像をさらに詳しく解明する必要があると判断し、逮捕に踏み切ったとみられる。

広島東署などの調べでは、高橋容疑者は3月13日から8月11日までの間、自宅で、飼い主のいない猫などを収容する市動物管理センター(中区)から譲り受けた猫2匹を、殴って壁にたたきつけるなどして虐待した疑い。

1匹は死に、1匹は顔にけがをしたという。

さらに、昨年9月ごろから、今年8月17日までの間、自宅で虐待死させた猫と別の猫2匹の死骸を南区の比治山公園内の山林に埋めて捨てた疑い。

同署などの調べに対し、高橋容疑者は「猫を虐待して捨てたが、壁にたたきつけてはいない」と供述。虐待の動機については「しつけがうまくいかず、かっとなってやった」と説明しているという。

同署によると、8月17日、市内のNPO法人からの110番で発覚し、任意で事情を聴いていた。同月31日、供述に基づき比治山公園で2匹分の骨や体毛を発見したという。

市によると、高橋容疑者は2、3、7月にセンターから猫を1匹づつ連れて帰った。高橋容疑者は逮捕前の中国新聞の取材に、動物愛護団体などから他に少なくとも2、3匹受け取ったと説明していた。同署は、高橋容疑者が、別の猫にも虐待した疑いがあるとみて捜査している。

                                      ~中国新聞より~