先日息子がオークションでロードバイクを手に入れた話は報告したんだけど、本当はお年玉にもうちょっと足してあげてあげようかな、なんて思ってたアタシでございます。
実際は待ちきれなくて自分のお金だけで買っちゃったYOU君。バイクが家についてみると、他にいろんなものが必要なことが分かったから、お父ちゃんのコズカイで買ってあげちゃったのね。
先週から密林さん（amazonね）からいろんなものが届いて、ついに財務大臣に『また部品買ったの？』なんて言われはじめたよ。
『い、いやほらっ、YOU君が乗るのに必要だから・・・』なんて言い訳しながらカミさんの顔色を窺う今日この頃なのでございます。
で、何を買ったかというと・・・
・ミノウラの垂直式スタンド
・ABUSのチェーンロック
・パナレーサーのパンクパッチ
・同じくタイヤレバー
・TNIのCO2ボンベ
・SHIMANOツールボックス
・シュワルベの23cチューブ
・ジャイアントのサイクルジャージ上下
・etc
まぁ走るのに必要最小限のセットと、部屋での収納用スタンド、それにサイクルジャージは初めて走った時にズボンの裾をチェーンリングで早速破ってたのを見て、こりゃイカンと買ってあげちゃったのでございます。
お父ちゃん、お金持ちだね、なんて思われるかもしれないけど、実はアタシのバイクのパワーアップ用に取って置いたお金でございます。
そんなこんなで自分のバイクのパワーアップを先送りして・・・我ながら親バカぶりなわけなんだけど、息子の喜ぶ顔見るとやっぱりうれしいよね。
さて、いつものように先週末のライドのお話でございます。
2月の終わりの週には、時間が限られてたとはいえ、久しぶりに大垂水峠なんか行っちゃったもんだから、また峠熱が上がってきちゃった。
心の中では週末は久々に時間が取れるもんだから、今まで行ったことのない奥多摩の都民の森にでも行ってみようかと思ってたのね。今までで一番高い峠だし、足が心配だったんだけど、何とかなるかって思ったんだ。で、実は前の週の夜遅くなんだけど2回くらい地元のトレーニングルームに行ってエアロバイクなんか漕いじゃって、もうやる気満々。
というわけで土曜日。いつもよりちょっと早い7時半ごろだったかな。
ごらんの通り曇ってたんだけど、このあと気温が上がるってんで、人の少ない多摩サイを北上したんだよ。
行き先は当然都民の森、なんて思ってたんだけど、そこはヘタレなアタクシ。前日からなんか足が間に合うのかな？なんて思い始めて、もうちょっと初心者向けの山伏峠でもいいな、なんて思い始めてたんだよ。
関戸橋から一般道に入って西方面へ。あれ？山伏峠って埼玉の方じゃなかったけ？
いや、最初は山伏峠を調べてたんだ。そしたらねネットで引っかかったのが道志みちの山伏トンネルだったわけ。
まぁ距離的にアタシにはとてもいけない距離だと思ってたので、道志みちで行けるところまで行ってみよう、なんて思ってたんだよ。
この辺りは津久井湖から413号（道志みち）に入ったばかりのところなんだけど、ここまですでに３３ｋｍくらいだったかな。
どこまで行けるかわからないけどここからはずっと登り坂。なんで知ってるかというと、富士スピードウエイからはもう何十回とこの道を通って帰ってきてるからね。もちろん車でだけど。
そういえばここでグローブを春秋用のに変えたんだよ。結局この日は一日薄いグローブで済んじゃった。もう春なんだねえ。
道志みちはずっと登りが続くと思ったら、結構アップダウンが多かったんだよ。
まぁだいたいが登りなんだけど、
登り→登り→登り→下り→登り→登り→下り→下り→登り→登り→登り→・・・
みたいな感じだったかな。
斜度はそうキツくはないんだけど、だんだんと足が削られていくのが解るのね。
途中工事で一車線になってる場所もあったり、また日陰は路面がちょっと濡れてて、一度は下り坂のコーナーでリアタイヤが滑ってちょっと焦ったりもしちゃった。
やっと道志のキャンプ場についたわ。
子供の頃、この辺に泳ぎに連れてきてもらったなぁ。この辺まで来ると、おもいっきり山の中って感じだよね。
登りは結構キツかったけど、まだ何とか先に行けるね。
しばらく行くと左につり橋が見えたので、道を外れてつり橋で撮影。
野原つり橋って橋だったんだけど、もうちょっと行くと道沿いにも同じようなつり橋があったよ。
どんどん登っていくと、さすがにアタシも疲れが溜まってきたわ。
まだ新緑には程遠い山々だったけど、やっぱり自然の景色はいいよね。
最終地点はどこにしようか、なんて考えてたんだけど、やっぱり「道の駅どうし」までは行きたいなぁ。
必死に登ってたんだけど、そこはやっぱ峠初心者のアタクシ。見事に疲れが溜まってノックダウン寸前。こりゃイカンと道端の休憩所を見つけてしばしの小休止。
来る途中のコンビニで買っておいた補給食ゼリーではじめてのドーピング！
奥さん、マジでこれ効きますよ！今まで立たなかったものがビビッっと立っ・・・いや、間違えた、回らなくなってきた足がね、これ飲んだら本当に復活してきたんだよ。
こりゃ補給食はこれから必携だな。
やっとの思いで着いちゃった『道の駅・どうし』。何だか永遠と登って来た気がすりゅ。
写真はトイレしか写ってないけど、ちゃんとお店もレストランもあったからね！
そういえばここまで登ってきたローディーがたっくさんいたよ。この先はいよいよ道志みちの頂点山伏峠なんだけど、かなりキツイらしいので、ここから帰る人が多いみたい。もちろんアタシの足はとっくに売り切れてたからここで終了ーーー。ふうっ、お疲れさまでしたぁ！
道の駅をでるとそこからは雪が結構残ってたよ。寒そうだけどウインドブレーカーは脱いでもう汗だらけ。
・・・って、帰るんじゃなかったのかい！
ここからあと約１０キロで道志みちの頂点だと思うと、もうひと踏ん張り、なんて思っちゃった。
でも漕ぎ始めて早々、さっきより明らかにキツい斜度に後悔しか浮かんでこなかったわ。
途中、カーブでバランスを崩してガードレールにこすっちゃったよ。登りだったから速度は歩くくらいだったけど、やっぱり疲れがピークに達してるのが分かったわ。
こりゃイカンと思って休む場所探したんだけど、平らな場所がないのね。
仕方ないから上り坂の途中で端によって小休止。何してんだ、アタシ。ああ、もう帰りたいわあ・・・なんて泣き言言ったんだけど、誰も聞いてる人いませんから。
もうヒィヒィいいながらやっとのことで山伏トンネル。やったよ母ちゃん、明日はホームランだ！
標高は約１１００ｍくらいらしいんだけど、アップダウンが多い道をよく長々と登ってこれたわ。
感慨に浸ってるとここ、ローディーが一人、また一人と登ってきてた。見てたら皆ここで上着を着てトンネルに入っていくのね。
実はこのトンネルの先は山中湖まで数キロの下りなんだけど、このまま下ったら帰りは登ってこなきゃならないのでございます。んーどうしようかなぁ。輪行バック持ってこなかったしなぁ。
ここは男の子、ぐっと我慢なのであります。
いやあ、降りてきちゃったよ（ハイハイまたかよ）
だって湖面に写る富士山を見たかったんだよ！
やっぱりさ、あとちょっとなのに悔いが残るのが一番イヤだったのね。
こうなったらもう休み休み登って帰ればいいし。
というか、オイコラ富士山。曇ってまったく見えないぞ！
初めて自転車できた山中湖は東半分にご覧のようなサイクリングロードが通ってて。
人も少なかったもんだから、思い切り飛ばして走れちゃった。
疲れてるはずなのに足が回ったのは、今まで登りばっかりずっと来たからなんだよ。
平地なら任せろ！って感じでスイスイ進んでたつもりだけど、ハタから見れば疲れてノロノロだったな、たぶん。
おーい、富士山やーい。晴れてればこの方角に雄大な富士山が見えるはず。
仕方ないので富士山を拝むのは今度にしといてやろう。
一羽の白鳥がスイスイと。なんとなく乗ってみたくなったんだけど、今日はお預け。
そうだ、せっかく山中湖まで来たんだから名物のすいとんを食べていこう。どこがいいかな。
・・・なんてお店を探してるうちにレストランゾーンを通り過ぎちゃったよ（ぉぃ
すいとんは諦めて、山中湖一周した後、コンビニで軽く食事をしてから来た道を戻ることに。不思議なことに帰りの山伏トンネルまでの３ｋｍくらいの登りはそんなにつらくなかったよ。
トンネルを抜けたらほとんど下り道。道の駅を通り過ぎてしばらく行くとアップダウンが激しくなってきたんだけど、まぁ行きより１００倍以上楽だったわ。足が冷えないように下りでもペダルを漕ぐようにしてたんだけど、疲労がたまりすぎて事故ると怖いので、途中で休憩も入れたよ。
気が付いてみれば今までの最高距離。おまけに登った山伏峠も最高標高。
帰ってきてからはもう体はバラバラ、超筋肉痛になっちゃったけど、やっぱり峠は楽しいやね。
こうやってログ見てみると随分休んでたのバレちゃ・・・
イイじゃん、休んだって！
３月５日の走行距離：約１７３．９ｋｍ
こっちもぽちぽちっとね
