トランプの犯す過ち~スタートした「シンギュラー・ポイント(特異点)」~ | 『展望と開運365日』

『展望と開運365日』

「九星気学」や「易」の研究者としても著名であり、「社会運勢学」の第一人者である村山幸徳が
政治、経済などビジネスや日々の生活にすぐに活用できる社会動向の裏の成り立ち(=裏成り)を語ります。

アメリカの新政府が動き始めた。

世界は大混乱である。

 

でも、知っておこうか。

 

トランプのように

歴史的な知識もなく、

人の心を覚醒させる知性もなく、

広い見識も持ち得ない。

 

その上、魂を揺り動かす人格も育んでおらず、

欲と利権と自己の儲けのみで生きてきた人間は――、

松岡洋右が国際連盟から脱退して大戦の扉を開いたような……、

ヒトラーが400万人のユダヤ人虐殺を命令したような……、

トルーマンが原爆投下を決意したような……、

 

後の人類にとって決定的な過ちを犯すことはない。

 

でも、本当に知っておきたいのは

 

4年も待った妻と子どもたちがいる国のビザを取得し、

年老いた母親の側にいるためにビザを手にして入国できない109人のように……

多くの人々に悲しみをもたらす誤った決定を、

数千数万件、平気で犯すだろうことを。

 

アメリカ合衆国という、

人類に希望と勇気を与えた

20世紀最大の発展国家は、

歴史に残る愚かな人間を

大統領の座に据えたのだ。

 

 

社会運勢学会 代表理事

村山幸徳