素直に生きるのが怖い。
傷つきたくない。
傷つけたくもない。
誰の手もとらずに私は死ぬのかな?
誰の手もとれないなら、
誰にも手を差し出せないじゃないか。
人間は醜いような気がするんだ。
その気がするってだけで
私は心を閉ざしてる。
勘で、決めつけて、
ドアをしめきる。
傷つかない予防線をはりめぐらして。
生きてる気がしないや。
恐怖しかない握りこぶしの中身。
希望にみちた世界や
希望をうみだす世界のなかで
私は闇を生んで闇の中で息をする。
希望に希望をみいだせないけど
闇にも希望がみいだせない。
期待さえしなければ
私は自分を守れると思っていた。
傷つかなければ、なにも失わないと思ってた。
闇の中はもっと、暖かい場所のはずなんだと思うんだよ。
闇はもっと、すばらしいはずなのに、
私は闇も楽しめていない。
でもただただ光に満ちることには
罪悪感があるの。
素直にかくと。そうなの。
おやすみ。
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