妊娠38週。
旦那さんとセックスをした。
最近は里帰りしてるので、なかなかできずにいた。
私は焦っていたんだと思う。
怖かったんだと思う。
不安だったんだと思う。
セックスをしていないことが怖くて、焦っていた。
私は今まで女(=性の対象)としてしか男に求められてこなかった。
小学生から性的対象にされてることは実感してきたし、私は高校、大学と自分にそれ以上の価値を見出せていなかった。
だから、性の対象にされることを心の中で憎みながらも、一方で好きな人にとって性の対象であることで、相手を繋ぎとめていられるような気がして安心した。
好きな人にとって性の対象であると、
必要とされてる気がして。
矛盾してるけど、私はいつからか
自分をそういうもの(=性的対象)としてしか評価できなくなってた。
自分が一番見られたくない目で、
好きな人には見られることで安心をした。
私にはそれしかないから。
人間的には腐ってるし、
そういうことでしか人に評価してもらえないんだって自分で思ってた。
だから、セックスができないことは、私の価値がなくなるということだって思っていた。
セックスをしていなくて、旦那さんに女として見られてるか怖かったんだと思う。
妊婦になっちゃったから。
けど、旦那さんは私を女としてみてくれて、私以上にお腹の赤ちゃんも気遣ってくれた。
それを感じる夜だった。
私に欲情してくれて、
それ以上に私の身体を労わってくれて、
私との赤ちゃんを大切にしてくれた。
嬉しくて、嬉しくて、泣いた。
私は女である以上に
人間であると、彼に教えてもらった気がした。
彼に助けられたんだと思う。
ありがとう。
ありがとう。
ありがとう。
ありがたい。
大切にしたい人だと改めて思った。
相手がどう思ってるかはしらない。
けど、嬉しすぎた。
私がいいように捉えすぎてるかもしれない。
けど、嘘でもそう少しでも思わせてくれた人はいままでに誰もいなかったから。
人は自分をこんなにも認めてもらいんだと泣いている自分をみて思った。
ありがとう。
幸せにしてあげたいな。
がんばろう。こう思わせてくれてありがとう。