父と母。
2人といると安心する。
2人のなんともない会話を聞いて、ホッとする。

2人の会話はそれとて盛り上がることはないし、
言葉数だって多いわけでもないんだけど。
お互いを認め合ってるからなのか、
なにか満足気。
不思議。

そんな2人を見てると安心するのだ。
なにもなくても、幸せでいれるんだなと思うのかな。こんな私でも幸せになれるのかもと思うのかな。

でも、ふと、いつまで自分が2人の子供で居られるのかなと思う。

いつかは、立場が逆転して
私が母と父の面倒をみる。

いや、面倒をみることが嫌なのではなくて、
いまこの子供でいさせてもらえる時間が
貴重であることを実感してる。

そして、いずれは
彼らも、私自身も、死んでいく。

どんなハッピーエンドも
最後が死だと思うと哀しくなる。
消えたくないのだ。

あんだけ消えてしまいたかった人間が
今はいつか消えることを考えて
憂に浸る。

長く生きるって私は大事だと思う。
いい意味でも悪い意味でも。

幸せなことも、恥も、哀しみも、
怒りも、感じれる内に感じまくってしまいたい。

結果、なにもなくなるんだけど。

生きることに目的も意味もないのに
生きていられるこのモチベーションってなんなんだろ。

自分でも理解できないや。
嬉しい不可思議。