弟は過食症らしい。

大学受験のときにそうなのは
知ってたけど、
もう大学生になってしばらく経つ。

まだやってるんだ。。。と
彼に同情する気持ちと、なぜ?という気持ちが
率直に感じたことだ。


夜中に食べてるのだろう。
吐いているのだろう。
というのは、なんとなく生活を見て感じる。
なくなった食品などを見ると、
かわいそうな程だ。



どうしていいかわからない。
どうしてあげたらいいのかわからない。



それは私だけでなく、
たぶんこの家族がみんなそう思っていて。
思っているにも関わらず、
誰もなにも触れず、日々過ごしてる。


精神科のようなところにも、
いったが、続かなかった様子。


正直にいえば、話したい。


別に過食症をすぐにやめろと
言いたいわけではない。
やめたいとは本人も思ってるだろうから。、


どう思ってるのか、
どうしたいのか、
何か私にできることはないのか。
それを知りたい。



ただ、
ただ、それが、彼を逆に首をしめるのでは?

今は他のことで悩んでるかもしれないのに
そんなことを私から話したら更に
ストレスになるのでは?



。。。

そう思うと、彼に話しかけることさえできない。
変に刺激したくない。

こう思うのはエゴなのか。
わからない。






ただ、もう一つ気がかりなことがある。


母だ。
この件を私に話すとき泣いていた。
母が泣いているのを見たのは
小学生以来だった。
私が思ってる以上に母はこの件を深刻に
感じてるのかもしれない。



私はどうしたらいいのかな。
ぐるぐるぐるぐる。

摂食障害の相談電話サービスにでも
相談してみようか、
そんなことをかんがえながら
何もしてない。


ぐるぐるぐるぐる。


この前の植村聖みたいな事件をみると、
ますます人というものが、
違う品種の生き物に思えて、
触れたくなくなる。
触れてしまえば、相手を壊してしまう、
もしくは
自分が壊されてしまうんじゃないかと
おもう。






前はそんなふうには思わなかった。


前は自分とは違うものを賞賛して、
好きになった。
まぁさすがに植村聖みたいな人は賞賛しませんが。


ロリコンの男、人にションベンかける男、
噛み付いてくる男、髪の毛燃やしてくる男。
それを面白い→素敵だ!といって
付き合った。
自分と違うものが好きだった。

自分の生活を、
自分のフィルターを変えてくれそうな彼らが好きだった。



今は全くそんなふうに思わない。


なにか化学反応が起きそうなことには
触れたくなくて避ける。


保守的だ。
これが母親になることなのかな。
守るものがあるということなのかな。


でも、世の中の母親は保守的なようで
攻撃的な部分も兼ね揃えてるきがする。

時には男よりも自分を貫き、
やり通す攻撃的な部分があるきがする。


つまり、
摂食障害のフリーダイヤルに電話して
弟と話すことをしなきゃいけない気がする。



怖くても。
傷つけたくなくても。


もっと傷が彼につかないために、
私ができることを少しでもしたい。
がんばれ、自分。