梅雨になると決まって朝起きると枕元にネジが沢山落ちている。
全部締め直すのに朝のあの刻々とジワジワとわさわさと差し迫る圧迫とした時間軸の世界では間に合わす事ができず毎度何個かは鞄にほおりこんで家を後にする。
ボケっとしたまま、一日の終わりに鞄から締め忘れていたネジなんかを発見する。
今日なんかは鞄の中に頭のネジが全部入っていた。朝から晩までネジ無しな俺は周囲から何と想われていたのだろほか。
コロちゃん。?


たまには休息も必要さ。
たまには急速が必要なように。

そんな日だって俺は頭のネジ穴にちゃっかりゴボウを差し込んでいたしね、無意識に好奇心だけで。

町で通り過ぎる市民にオーガニックですね、と言われたので、
いえ、




パニックです。


と、
そう応えた。