★前回の続きです


前回は
ファムファタール
(圧倒的魅力とか本能で)
周りの人を巻き込んで
物事を解決していく…


そんな方法もあるよ…
っていうお話でした





※とはいえこの方法は
自分でコントロールできない
無意識の力で‥


なおかつ
過酷な人生を生き抜いてきたことで
サバイバル能力(本能)が
磨かれたゆえの…魅力でもあるので‥
切ない方法でもありますね‥






★今回は‥もう少し
自分自身でコントロールできそうな
左脳も右脳も両方使う‥
そんなバランスを意識した方法です




この前、リーディングにて
以下のようなご質問をいただきました
(ご相談者さまの了解を得て
シェアさせていただきますね)



ご相談者さまは
職場の新人さんに
A室の掃除をお願いしたのだけれど
新人さんは勘違いして
B室の掃除を始めてしまった



その時
ご相談者さまは新人さんに
以下のようにお話されたそうなのですが
この言い方でよかったのか
ご質問くださいました




「言い方間違えてしまって、すみません!

A室のゴミがパンパンなのと、タオルが冷たいとお客さん困るから補充して温めておくとちょうどいい温かさになるぐらいなのでと、途中集めてるところ申し訳ないです


数日前に、去年人が辞めていって、
先月には休職される人もいたり、
産休だったりで、人員が補充されない状態で、やってて、皆バタバタしてて、
教えれる体制になってなくて申し訳ないですとは、話しはしました。」





・自分は先輩
相手は新人

聞き間違えたのは
実は新人さんの方

それでもこういう風に
冷静に穏やかにお話されたことが
まず、すごいです



・エンジェルが言うには
聞き間違えたのは新人さんなので


「言い方間違えてしまって、すみません!」

…のところを

「私が、言い方間違えてたら、すみません!」

と言ってもいいかもしれないですね

‥とのことです



でもそのように言うことで

あなたのプライドは特に傷つくことなく

もやもやすることもないなら



「言い方間違えてしまって、すみません!」

って言ってあげることで

新人さんはリラックスして

仕事に集中できるとも思います



※もし、後輩に舐められたらイヤだなど

思う場合には

「私が、言い方間違えてたら、すみません!」

という言い方でも良いかも‥!






・新人さんは

このあと何をすればいいのか

具体的に指示されているところも

とてもいいですね



「A室のゴミがパンパンなのと、タオルが冷たいとお客さん困るから補充して温めておくとちょうどいい温かさになるぐらいなので」





・お互いの間に

聞き違い、伝え間違い、勘違いなどなどが

もしあった場合



新人さんご自身のせいで

失敗したわけではなくて



「新人さんにゆっくり説明したり

研修する時間が取れない

今の職場の状況のほうに問題がある」…って

伝えてあげておられることも



新人さんの気持ちや状況

(新しく職場に入ってきたばかりで

緊張してミスが出やすい)を

ときほぐす効果がありますね



その結果、新人さんのミスが減り

ご相談者さまも

新人さんのミスのカバーなどの

時間的、心理的負担が減り

ご相談者さまにもメリットがありますね







★今回のテーマは

何か問題が起きた時



相手のせいにせず

問題を解決する方法について

目を向けてみます





そのために大事なポイントは

相手の背景に

少し目を向けてみることです



好きこのんで失敗したり

相手をわざわざ

イヤな気持ちにさせる人は

まずいないので…



「なぜこの人は

このような失敗

このような言動を取ったのか」



ちょっと想像してみます…






相手がこちらに

イヤな気持ちにさせることを

言ったりしたりすると…



こちらからすると…

「わざとかな」とか



「私のこと嫌いだから

こんな態度取るのかな…」とか



「私のことバカにしてるから

こんな態度取るのかな」…とか



「やる気ないのかな」‥とか

ついそんな風に

(自分への個人攻撃?)と‥

考えてしまうことがあったりします




でも実際には

人が人に攻撃的な態度を取る時って…

個人攻撃したいわけではなく‥



・さみしい

・わかってほしい

・大事にしてほしい


この3つのうちのどれかだ

と言われています





相手はこちらに対して 

攻撃したいわけではなくて

バカにしているわけでもなく

ただ助けを求めている…ということです



でもそのSOSの伝え方が

乱暴な言葉だったり

大きい声だったり

ちょっと表情がこわばっていたりすると



ついこちらも不安になって‥

防御の態勢を取ったり

こちらも相手に攻撃し返したり‥

したくなってしまうことがあります





「相手が攻撃的な言動を取る時

なぜその人がそんな態度を取るのか

その人の背景(気持ち、状況、体調など)を

想像すること」って‥

口で言うのは簡単ですが



実際に実践することは…

こちらの感情的に

中々難しいことも多いとは思います…

(私もまだまだ修行中です‥)





でも‥

相手がすごく感情的、攻撃的になっていても

こちらに侮辱的な言葉を放っても

無視されたりしても…



それでもこちらは

「ごめんなさい

私の言い方に何か

あなたを傷つけるところが

ありましたか?」とか



「もし私の伝え方が悪かったり

わかりづらかったらごめんなさい」

って自分から折れて…

コミュニケーションを

始めることができるなら…



ケンカ別れするようなことなく‥

相手との間に

「理解し合うための橋」を

かけられるのかなあ…って思ったりします







★以前にもお伝えしたことがありますが



この国の不寛容の果てに」

という本の中で




著者の雨宮処凛さんと


べてるの家

(1984年に北海道で

精神障害等を抱えた当事者の

地域活動拠点)を作られた

向谷地生良さんのお話が

とても印象に残り

このお話

定期的に読み返しています





そのお話とは

こんな感じです





「役所に

1日何十回も


理不尽な世の中を思い知らせてやると‥

無差別殺人をほのめかしたり

安楽死をさせろ


‥というような電話を

かけてくる青年がいて



役所の職員は

警察にも相談しつつ

その青年の対応に困って

向谷地さんに連絡された




向谷地さんは

その青年に

自分の電話番号を教えた



それからその青年と

ほぼ毎日、話してるうちに



青年の言動が変わっていった」





向谷地さんは



世の中に対する不平不満や

自分の個人的なつらさなど

延々と話すその青年に対して



たしかに

ちょっとこれは何か起こしても

不思議はないなと思わせる雰囲気を

感じつつも



(本を読んでる限りでは)

その後もその青年と毎日のように

なんかこう普通にお話され続けるのでした‥


(向谷地さんは

その青年以外のかたとも

毎日色んなかたと電話で

お話し続けておられるようです‥)






すごいなあと思いました




向谷地さんは

その青年に対して 



無理やりポジティブに

「人はみな善の存在だから

この青年は

事件など決して起こしたりしない」

って考えようとするわけではなく



「ちょっとこれは

何か起こしても不思議はないなと

思わせる雰囲気」

と自分の感じた直観を抑えることもなく



※ついこういう時‥

援助職に就いてると


正義感や罪悪感から

「人に対して

そんなネガティブなイメージを

持ってはいけない」と

その直観を抑えようと

してしまうこともあるけれど‥



でも「ちょっとこれは

何か起こしても不思議はないなと

思わせる雰囲気」との直観も

そのまま抑えず無視せず受けとめて



受けとめたそのうえで‥

その青年と普通にお話され続けることが

この青年との関係に

何か‥変化を作っていくカギと

なっているような気がします







★・自分の感じた、相手への

ちょっとネガティブな感触とかリスクも

無視せず受け入れる



・そのうえで特別扱いせず

(マウント取るために上から目線でもなく

かと言って

相手の気分を害さないように

媚びるわけでもなく)

普通に会話する



このことは実際に

実践してみようとすると

本当に中々難しいですが




自分に攻撃的な言動をされるかたに対して

このようなスタンスで

もし向き合うことができると‥



決定的なケンカ別れとか



お互いにお互いのことを

傷つけ合うことが減って



コミュニケーションするのが

難しく感じる相手とも

少しずつ

コミュニケーションできるように

なっていくのかな‥



そんな風に思います

でもまだまだ本当に私自身

修行中です‥☺️💦