アルベール・カミュ というフランスの作家のお芝居を観てきました。

「誤解」

アルベール・カミュ 作

立川三貴 演出

鬼頭哲人 訳

劇場 阿佐ヶ谷アルシェ

 

フランス産の演劇は、たーーーーーーーーーいへん多いのですが、
今まであまり関心が湧かず、カミュも今回が初めてでしたが、
折り込みのチラシが気になり、すぐに予約。
演劇集団円の 立川三貴さんと、劇場の共同企画でした。
http://www.asagaya-arche.com/performance/Second_time/index.html
 

お話を書いてしまうと、ややネタバレになってしまうので、割愛しますが、
ヨーロッパという、普段まったく馴染みのない土地であっても、
人間の腹の底には、まったく同じものが流れてるのだなぁ・・・というのが実感です。
約、1時間40分。
終わって時計を見て、「え?まだこんな時間?」とびっくり。
面白くなくて、時間が長く感じたのではなく、なんだか1日じゅうその場にいたような不思議な感覚でした。

途中で涙が止まらなくて困るところがありまして・・・・
周りは、何やら演劇関係者である面持ちの方が多く、グーーーっと前のめりで見ていたものの、
泣いている風の人がおらず、恥ずかしくて動けないでいたら、
最前列の方がハンカチ出しているのを見つけ安堵(///∇//)

 

いわゆる会話劇・・・というのでしょうか。
登場人物はいささか饒舌で、しかも美しい詩的な言葉を吐き続けます。
なのに、エグられる場所は腹の底Σ\( ̄ー ̄;)



上演は終了していますが、再演の可能性大です!
機会があれば、ぜひご一覧を。