元々今回は家づくりに挑戦しようと考えてた。

 

ちなみに僕もコーチャーチームも家なんて作ったことがない。

 

やったことがないことをやると「生きる力」がつくので挑戦させてあげたい。

 

でも、家を作るって出来るんやろうか?

 

縄文の家とそこに泊まれるぐらいの家を創るではハードルが高すぎるぞ。

 

なんて思ってたら

 

鶏事件勃発!

 

3日前にひよこが5羽やってきて、マンゴーハウスに入れていたらなんと

 

「5羽居たはずのひよこが1羽しか居ません」って。

 

おそらく蛇かマングース。

 

でも、1羽は生きている。

 

そうだ!子どもたちに家作りの練習も兼ねて

 

「ひよこが一羽生きているからひよこを守る鶏小屋を作ってほしい!」

 

って言ってみよう。

 

そう思ってミライワライ当日を迎えた。

 

朝、みんなが集まってきた。

 

さぁみんなに伝えようと思って生き残ってた、ひよこちゃんをチェックしたら亡くなっていた。

 

そこでひよこちゃんのお墓を作ってあげることにした。

 

子ども達は板で看板を作りたいって言い出して、華やかなお墓を完成してくれました。

 

子どもの愛を最後にひよこちゃんに届けれてよかったです。

 

気を取り直して二週間後にひよこちゃんが三羽来るので鶏小屋を作ることにした。

 

女子チームはニワトリ小屋作りをやりたい!と声をあげてくれ設計から始まった。

 

グイグイ引っ張ってくれたのは一ヶ月に一回だけミライワライに兵庫から通っている「やや」

 

 

 

ややは鶏小屋の設計図から書き出し、小屋制作はややが作ってくれ、その小屋に女子チームが絵を描いて行くって感じでした。

 

自分が小さい時のことを考えたら、子どもの時なんてあんまりDIYなんかやったことないよな。

 

もっと率先して小屋作りをやるかと思ったけどそんなことなかった。

 

でも、ややをはじめ女子チームが可愛い小屋を完成させてくれました。

 

 

食べるアート(お昼ご飯)担当のあゆみーぬと中学生のRYUTOとHINATAが四年生のKEISEIが率先してライスバーガー作りに挑戦!

 

すると男子のちびっ子チームもお手伝い。

 

 

KEISEIは「RENは野菜嫌いやから野菜抜いとくね」って。

 

 

RENの分だけ野菜を抜いてあげてた。

 

入学式の時に大喧嘩した2人が今、お互いを親友って言っている。

 

毎週、これは日課か!?と言うぐらい誰かとバトルしていたRENもKEISEIと親友って言い始めてから心が落ち着いてきた。

 

しかーし!

 

RENが落ち着いたと思ったらバトル勃発。

 

小学2年の男の子MUTSUKIと6年生のEMIRIが大喧嘩。

 

 

男子のちびっ子チームとEMIRIと対決遊びをしてたらだんだんヒートアップしていった。

 

対決遊びが終わった後、木登りしてるMUTSUKIのところに笑莉が登っていったら、MUTSUKIは対決ゲームがまだ続いていると思ったのか、自分のテリトリーに「入って来ないで」って感じで笑莉を蹴ってEMIRIが木から落ちた。

 

EMIRIはどうやら小さい頃に男の子にいじめられたことがあって、自分を守る為には自分が強くなることと学んだらしく男の子には容赦しない。

 

その気持ちもめっちゃわかる。

 

木から落とされた時、おそらく過去の自分とフラッシュバックしたと思う。

 

悔しくて、MUTSUKIを木から引き摺り下ろそうとし始めた。

 

流石に木の上のバトルはやばいと思って間に入った。

 

二人とも号泣しながらの喧嘩。

 

力では勝てないMUTSUKIは言葉で「お前なんてこの地球に必要ない、死ね死ね」

 

その言葉にEMIRIも「ふざけんなお前こそ死ね!」

 

って売り言葉に買い言葉

 

2人の大きな声の言い合い中、違うところからも声が聞こえ始めた。

 

それは小学低学年のRENとTOKIだった。

 

 

この2人に本当に感動した。

 

いつも調子乗りの癖に怒られそうになったら「ごめんごめん」って謝ってくるヘタレなことばかりする二人が、全身を使って大声を出してた。

 

 

「みんな必要なんやで、一人でもいなかったらミライワライは終わりなんやで」

 

「みんな命を大事に使わないとダメなんだよ」って全身全霊で喧嘩してる2人に伝えていた。

 

それも本当に本気で。

 

何をどう感じ、二人のスイッチが入ったのか。

 

毎週のように喧嘩してたRENが今は逆に喧嘩をやめさせようと全力で声を張り上げてる。

 

そんな子ども達の優しさに本当に感動したのでした。

 

その後、海に行った時、スイカ割りをしたんやけど、目隠しして棒を持った子どもがMUTSUKIの前に行った時、さっきまで大喧嘩してたEMIRIがMUTSUKIの体を持って「危ないよ」って避けてあげてた。

 

 

「死ね」なんて全く思ってない(笑)

 

根っこはほんまに優しい。

子どもはやっぱ可愛いな~。