たくさんの方の手相を拝見してきて思うのは、
人にはそれぞれ「流れ」と「ペース」があるということです。

早くから自分の夢を明確にしてそれを叶え成功する人や、

迷いを抱えたまま長年仕事を続け、ある時点で自分のやりたい事が見つかり、それにシフトしていく人。

遠回りする人、最短距離を行く人。

手相の面白いところは、
どういう流れとペースで人生を歩んでいけばいいか、
いろんな線という記号でその道のりが示されていて、
それが目で見て分かることです。

例えば、待つべき時、探す時期、変わる時期、見つかる時期、動く時、叶う時、広がる時。

手相の線で言うと、島、向上線、非常に短い旅行線、生命線の曲線、枝分かれする時、障害線、運命線の切り替わりや太陽線、開運線。

待つべき時期に動くと無理があり、
成功する、動くべき時にためらうともったいない。

で、よく思うのは、
タイミングを逃してもいけないけれど、

現状が苦しくても、逃げようとしたり闇雲に動いたり、
決してあせってはいけないということです。

人にはそれぞれ流れがあって、
必ず、良くなる時期が来ます。

真冬に、桜の花を咲かせようと思っても難しいのです。

今が自分の人生においてどんな時期なのかが分かれば、
そのタイミングに合わせた行動ができます。

頑張っていらっしゃるけど、迷い、焦っている方に、
よくこのお言葉をかけることがあります。
人生を、ある程度長期スパンで考えてみてください。

私も、自分の手相を見ながら、まだまだ今からだと思いますし、10年後20年後はもっと楽しみだったりします。

ただもちろん、人生には流れとペースがある、といっても、
それが全てにおいて完全に決まっているわけでもありません

実際、思考や行動、環境の変化によって手相は変わりますし、
良い線もある日出てきたり、気づけば伸びたりもするのです。

また、成功などの時期を表す「開運線」が、その方自身でも分かるほど明らかに位置がずれて、開運期が数年早まったケースにも、出会ったことがあります。

若干矛盾するようですが、人生とは手相的運命論でいうと、
なるようにもなるし、ある程度、するようにもなる
だと思っています。

先の心配をしすぎなくても、その時目の前に来たことに対応すれば、必ず何かしらの結果へは導かれるわけで、またそれが結果自分にとってはもしかしたらベストなのかもしれない。

また、目標が見つかったり、より大きな目標ができて楽しみながら向上していけば、最初用意されていたペースより早く、成功をつかむことができるかもしれない。

そういうふうに人生ができていると考えると、気が楽に、
またワクワクしながら日々を過ごせると思います。