前回の続きです。

書いてアップしたものを消すというミスから立ち直り…一から書き直しですm(_ _)m


今回やりたいこととしては、割れたLCDの交換。

イメージとしてはパソコンのディスプレイとキーボードとマウスを交換するとなります…が!その前に(`・ω・´)

タブレットとなると、あの薄い筐体にバッテリーを含めた構成パーツが収まってる。
…というより、ディスプレイの裏に本体を構成するパーツが収まってカバーが着いてる
と言った方が正しいかもしれません。

それだけに細かい作業になるのは間違いありません。
その上、パーツの固定に強力な接着剤やら両面テープを使ってるとか、特殊なネジを使ってる場合もあり、
手持ちの道具で分解、組み立てが難しいかもしれません。
→無理やり…とかやってしまうと、かえって状況が悪化することにもなります( ̄◇ ̄;)

なので、作業前にしっかりハードウェア保守マニュアル(あるいは整備マニュアル)をよく読むこと。
そうすれば、必要な作業や道具が見えてきます。

マニュアルを読むことで、LCDの交換をするよりも
システムボードの入れ替えを行えば手間が掛からずに修理が可能と言うことがわかりました。

というのも、パーツ交換によるライセンス認証の失効というリスクがある(かもしれない)ので、
なるべく最小限のパーツ交換を考えていました。

しかし、取り外す手順に書いてあるパーツのうち、システムボード以外にOSのライセンス認証に関係しそうなものがなかったので、
それなら全てが収まってるシステムボードを入れ替えてしまえば…となりました。

なので、マニュアルを読んでおくことで、やりたいことがもっと簡単に出来ると気づくことにもなりますし、
自分では無理そうなら修理に出すなり、誰かに頼むなり、諦めるなりするきっかけを作ることにも繋がります。

ということで、お約束のリターンポイントを書きましたので、おきまりですが…

これからの内容で何かあっても自己責任でお願いしますd( ̄  ̄)


そのいち 〜LCDを外す〜


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わかりにくくてすいません。
これはキスゴムをディスプレイに吸付けてます。

隙間にディスプレイ分解工具を差し込み、パキパキと剥がしていく手順になりますが、
取り外すには底面にドッグコネクタがあるので、斜めに引き出すようにすると外れます。

その時のサポート用にキスゴムがあると、ディスプレイに余分な力を掛けずに取り外しが可能です。
本来ならLCDの中央上部のフロントカメラ付近にとマニュアルにはありますが、
ちょうどその辺りがダメージ激しいのでなるべく上部で吸着出来るところを選びました。

分解工具キットに含まれることがありますが、ない場合は穴あきタイプのキスゴムにタコ糸とかでも大丈夫ですd( ̄  ̄)

そのに 〜バッテリーを外す〜

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これがカバーを開けた状態ですd( ̄  ̄)
システムボードに通電されていない状態にするのと、作業性を確保するためにバッテリーを外します。


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まずは右下にある白いコネクタを外し…

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印の場所にあるネジを外します。

これで固定されているものはなくなりますので、右上にあるケーブルスペースに収まってる
wifiアンテナケーブル(黒細線)とフロントカメラのケーブル(被服付きフラットケーブル黒)に注意して、
バッテリーを外します。
(この時にこの2本のケーブルはシステムボードから外してしまっても構いません)


そのさん 〜各種ケーブルを外す〜


バッテリーが外れたら、次はシステムボードに繋がるケーブルを外します。
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いちいちどこのケーブルが何という説明は省きますが、印の場所のケーブルを外していきます。
スピーカーケーブル以外はフラットケーブルで、固定部分のロックを起こして引き抜くタイプです。
つまり、力はいらないので、慎重に丁寧に。

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固定されているネジは印の場所にあります。

ここまでで外したネジは全て同じサイズのフラットヘッドのプラスネジですので、
プラスの精密ドライバーセットがあれば事足ります(`・ω・´)

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これでシステムボードが取り外せました。

この小さいのが本体の全てで、これさえ問題なければ後の作業は、
同じこと、またはその逆の繰り返しです。

そのよん 〜予備機でもういちど〜
画像は省略しますが、予備機でそのいち から そのさん の手順でシステムボードを取り外します。


そのご 〜あたらしい顔よ!〜

予備機に元のシステムボードを移植します。
今までの逆の手順なので、 そのさん から そのいちの順に戻して行くイメージです。

フラットケーブルの類は元の場所がわかりやすいのですが、wifiアンテナケーブルのみ、黒と白の位置は注意が必要です。

そのろく 〜起動!!〜

ここまできたら、OSを起動します。
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起動するときはローカルユーザーでよいと思います。

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いろいろ起動してチェックした結果、Windowsのライセンス認証は求められませんでした。

ここまでで、馴れてる人なら30分くらいですかねd( ̄  ̄)

しかし、この手間だけで治ってしまうだけに、
ディスプレイの部品単体で国内の流通がないのは非常に残念。
マニュアルに記載はなかったものの、おそらくLCD背面のフレームを外せば簡単に交換できてしまうのでは?と思います。

そうなると、今回掛かった費用の半分程度で収まるんですよね…_:(´ཀ`」 ∠):

とはいえ、バッテリーやらwifiアンテナなんかの無傷なパーツの予備ができたと思えば
それはそれで費用対効果としては悪いものではありません。(`・ω・´)