国立公立私立の高校無償化へ

朝から小池都知事のニュース、見ましたが大阪についで東京も国立公立私立の高校が来年4月から無償化へ。2017年から議論されてきて、世帯年収が760万未満が対象でしたが、その後20年には910万未満に拡大されてきて、3年かけてついに所得制限が撤廃になりました。公立の小中学校は、給食費が無償化にもなります。


予想できるメリット

・高校3年間の学費は私立は平均50万円弱が無償化になる

・選択肢が増える

・所得の撤廃のため高所得者も適応

・私立の高大連携校の増加の可能性

予想できるデメリット

・財源が不透明のため子育て世帯以外への負担

・東京都に子育て世帯が増え住宅問題や環境の問題

・私立の校風が変わる可能性がある

・授業料を値上げする私立高校が増える可能性


2024年7月に都知事選挙

小池都知事の任期が来年夏に終わり再び選挙があるので、人気投票のための戦略になる可能性も。都知事が再選された場合は政策はそのまま施行され、再選されなくて撤廃されたら非難の声も上がるでしょう。

日本の高校進学率97%、大学は56.6 %

内閣府の調査によると日本は義務教育は中学までですが、高校はほとんどの人が進学しています。しかし、大学については56.6%。短大含めると60%です。日本としては、進学率は過去最高となっていますOECDの調査対象30か国の中では去年21位でした。アメリカ、フランス、イギリス、韓国は60%くらいは進学しており、オーストラリアは90%が進学しています。これは、大学に入学する年齢も影響していて、日本では、入学する平均年齢18歳ですが、オーストラリアは26歳ですし、アメリカは27歳です。リカレント教育が浸透している国においては、社会に出てから学ぶことを自ら選択することができる仕組みになっています。

人生100年時代において学ぶことや、働くことの抜本的な社会の仕組みを変えていく必要がありそうです。

教育機関へ公的支出割合はワースト2

OECDは、GDPを占める教育機関への公的支出の割合についても公表していて日本はワースト2位です。今朝、政府は第三子の大学学費を無償化する方向性について発表しましたが、子ども全てになる前段階であってほしいなと思いました。

保育料無償化も、段階別になっていてわたしたちの息子のときは最後2年くらいは無料だった記憶です。高い税金支払いし、子供手当はなく、保育料は一番高くて二人目まできてて、子育て支援には全く期待していませんでしたが、ここにきて、子育て20年のマネープランの後半がガラッと変わる可能性が出てきました。


どうなるのでしょうかね、、、、