電気事業法で各電力会社は供給計画の提出が義務づけられていますが、四国電力の供給計画は未定となっています。
http://www.asahi.com/business/update/0310/OSK201203090205.html
四国電力の供給計画、最大約530万kw
週刊朝日UST劇場で、広瀬隆氏は資源エネルギー庁の統計データから、四国電力管内から関西電力に170万kw送電可能なので関西電力管内での電力不足は心配ないと発表されました。
そこで、私も広瀬隆氏が元にした資源エネルギー庁のホームページで公開されている統計資料から、これが本当か私が検証してみました。
四国電力の供給力は最大限見積もっても531万5千kwとなりました。朝日新聞で発表されている供給力とほぼ同じ結果です。四国電力は嘘をついていません。
広瀬隆さんの170万kw送電可能は、住友共同電力や大王製紙など大規模自家発の発電出力を単純に合計したものだと思います。
四国電力管内で最大の自家発電設備を持っている大王製紙は、自家発電電力の大半を自家消費しており、外部に送電できる電力は多くありません。他社も同様だと思います。
伊方原発3号機の再稼働がない場合、四国電力管内では真夏の数日間、その内の昼間数時間ですが電力不足に陥る可能性が高いです。四国から関西電力に供給できる余力などありません。
この理由から愛媛県議会に節電努力の請願書38号 を出しましたが否決されました。
四国電力管内のみなさん、私を含め節電対策が必要です。準備しておきましょう。